京都の近代史を語る重要文化財に指定された建物内にあるカフェに行ってきました。前田珈琲文博店さん。レトロ感溢れる店内は、なんと旧日本銀行京都支店の金庫室です。

京都文化博物館別館に行ってきた

久々に訪れた京都で、以前から気になっていた場所に行ってきました。旧金庫室にあるカフェ。前田珈琲さんと言えば京都で複数の店舗を展開する自家焙煎の喫茶店で、そのうち数店舗は博物館や美術館の中にあります。博物館/美術館めぐりも好きな私ですから、気になります。

京都文化博物館のウッドデッキから見た本館と旧金庫室
京都文化博物館の中庭にあるウッドデッキ。奥に見える石造りの建物は本館、右側にちらっと見えるレンガ造りの建物は別館の旧日本銀行京都支店、左側が前田珈琲文博店さんが入る旧金庫室です。

京都文化博物館の本館から直接中庭に行くこともできますが、雰囲気を味わうなら三条通りに面した別館の旧日本銀行京都支店から入るのがおススメです(入場無料)。今はホールとして使われている重厚な建物内を通り、ウッドデッキがある中庭に出ます。旧金庫室は、知らずに見たら昔の倉庫かな、といった感じの建物です。

旧金庫室に造られた前田珈琲文博店の店内にある重厚な扉と照明
旧金庫室の店内。扉や照明にも趣きがあります。

店内は、元は金庫室ですから、窓はありません。でも、それが独特の雰囲気を醸し出します。

肝心のコーヒーですが、気になったのは「弁慶」ことエチオピアと、「牛若丸」ことブラジル。京都の前田珈琲さんですから、京都に因んだ命名ですね。爽やかな酸味が特徴のエチオピア・イルガチェフの方が貴公子牛若丸のイメージに近いのですが(大河ドラマでは後年の義経を菅田将暉さんや、以前は滝沢秀明さんも演じていました)、思うところがあるのでしょう。

前田珈琲文博店にてコーヒーをハンドドリップでいただく
京都の老舗喫茶店で自家焙煎ですから、コーヒーは当然1杯ずつハンドドリップします。

選んだのは、その牛若丸。クセがなくてバランスが良く、多くの人に好まれそうな味ですね。合わせたのは、お薦めの抹茶のスイーツ「京風むうす」。「京都=抹茶」という図式はいささかベタですが、これもアリでしょう。

前田珈琲のロゴが入ったコーヒーカップと、抹茶のスイーツ
後ろに映った京風むうすが京都のゆるキャラ「まゆまろ」に見えてしまうのは私だけでしょうか。

その「京風むうす」は、口の中で混ざり合う抹茶やクリームの味も、ふわもち食感も楽しめるスイーツです。

前田珈琲文博店の店内
窓がなく、ほの暗い店内で、レトロ感に合わせて調度したであろうテーブルや椅子もいい雰囲気を醸し出しています。

今回は博物館を訪れた後に来店しましたが、もちろん普通にカフェとして訪れてもよいお店です。地元の人も多く利用するようですが、京都観光の折に小洒落たお店が並ぶ三条通りをぶらぶらしながら立ち寄ってもいいでしょう。

基本情報

京都市中京区高倉通三条上る東片町623-1 京都文化博物館別館內1F

10:00~19:00 月曜定休
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

前田珈琲文博店

京都文化博物館

京都で博物館と言ってまず思い浮かぶのは、京都国立博物館ではないでしょうか。以前紹介したmurmur coffee kyotoさんは、京都国立博物館を訪れた後にぶらぶらしながら見つけたことは今でも覚えています。

こちら京都文化博物館は「文化」を冠するだけあって、京都の文化にフォーカスした博物館です。

京都文化博物館別館、旧日本銀行京都支店の内部
本館内はさすがに写真で紹介はできませんが、別館の旧日本銀行京都支店は入場無料で、写真撮影もOKです。

規模は国立博物館より小さいですが、街歩きをしながら立ち寄れる博物館もいいものです。写真では紹介できませんが、祇園祭の展示も充実していました。

京都文化博物館の基本情報

京都府京都市中京区東片町623-1

総合展示 10:00~19:30
特別展  10:00~18:00
最新情報は公式サイトでご確認ください。

料金は公式サイトでご確認ください。

京都文化博物館

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