常滑焼で有名な常滑で、その常滑焼の器でお茶やお食事をいただけるお店、その名も常滑屋さんに行ってきました。普段日常にあるべき時間がそこにあります。

焼き物の街、常滑を歩いてみた

以前使っていたご飯茶碗を割ってしまった時、せっかくだから常滑まで新しい茶碗を買いに来たことがありました。その時立ち寄った常滑屋さんに久々に来ました。1階はお食事処、2階は常滑焼のギャラリーになっています。

常滑屋、土管坂
常滑の代表的な風景、土管坂。観光客の目を引く光景ですが、地元の人曰く「廃品利用」とのこと。それでも印象的です。

カフェメニューにはコーヒーもありますが(豆は京都のイノダコーヒーさんから仕入れているとのこと)ここでは名物(?)の煎茶セットをいただきます。お茶屋さんでは珍しく、自分で急須を使って煎茶を淹れます。

常滑屋、趣のある店内
高い天井と太い梁が印象的な店内。椅子は常滑焼の土管を半分に切ったもの、テーブルは酒樽の底を再利用したとのこと。

お茶菓子が一緒に出てくる「セット」の意味もありますが、煎茶を入れる道具一式が出てくる「セット」でもあります。しかも、棚に並べられた数ある急須の中から好みの急須を選べるんです!「お茶しましょ」と書かれた説明書きも添えられていますが、口頭でもお茶の淹れ方を丁寧に説明していただけます。

常滑屋、煎茶セット
前回もいただいた煎茶セットを、違う急須でいただきました。上が広くなった珍しい急須は茶葉がよく広がるようにできているそうです。

大正時代に建てられたという家屋は趣があり(建築資材はさらに古い時代のものを使っているとのこと)落ち着きます。常滑焼の茶碗でのんびりお茶をいただくと、普段の生活で忘れがちな寛ぎの時間を思い出させてくれます。コーヒー好きの私が言うのもなんですが、日本人にとってお茶を飲む時間は大事ですね。

常滑屋、茶殻をドレッシングでいただきます
最後は急須から取り出した茶葉に、なんとドレッシングをかけていただきます。これが美味しいんです。

2階のギャラリーには急須やお茶碗はもちろん、コーヒーカップなんかも売っています。常滑には常滑焼を売るお店が数十件あり、カフェやお食事処を併設したお店も何件かありますが、ここ常滑屋さんは料理も、経験できることもクオリティが高いです。

常滑屋、常滑焼ギャラリー
2階のギャラリースペースも必見です。我が家のコーヒーカップコレクションにも今日新顔が加わりました。

今回は女将さんから常滑のことをいろいろ丁寧に教えていただくこともでき、勉強になりました。また常滑に来た時は必ず寄ります。

基本情報

愛知県常滑市栄町3-111

10:00~16:00|金曜 18:00~22:00|月曜定休
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

常滑屋

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