リニューアルされて生まれ変わった久屋大通公園で、心温まるコーヒースタンドを見つけてしまいました。Toricot Coffeeさん。こんな風に作られるコーヒーっていいな、と思えるお店です。

久屋大通公園に行ってみた

デートスポットもなくてつまらない所として知られている名古屋で最近の話題は、栄の中心にある久屋大通公園がお洒落に生まれ変わったこと。実際訪れると、名古屋らしからぬ場所でした。この日は週末で、カップルや家族連れで賑わっていました。

久屋大通公園
テレビ塔の下から栄駅方面を見たところ。以前とは全く違った景色です。右側に見えるのがHERALBONYさん。

実はお目当てのお店に直行するつもりだったのですが、途中でコーヒー鼻が何かを嗅ぎつけてしまいました。こんな所に、こんなオーガニックな雰囲気のコーヒースタンド?と思って立ち止まると、スタッフさんが声をかけてくれました。障がいのある人たちが製造に携わったコーヒー豆を販売しているとのこと。

Toricot Coffeeの店頭
コーヒー豆の麻袋が良い雰囲気を出しています。手前に見える様々なデザインのパッケージは製造に携わった障がい者が一つひとつ手描きしたそうです。

この雰囲気は伊達じゃなく、実際オーガニックコーヒーを使用しているとのこと。そして、焙煎時に出る欠点豆を障がいを持った方々がハンドピックしているそうです。その欠点豆も無駄にしないんです。もはや「欠点」ではありませんね。

欠点豆を有効利用したToricot Coffeeさんの店頭
薄茶色のテーブルクロスのような布は欠点豆で染めたとのこと。手前にある麻袋で作ったポーチの中にも欠点豆が入っていて、消臭剤として使えるそうです。役に立たないものはない、という考え方が好きです。

丁寧に作られたコーヒー豆を購入し、淹れ立てのコーヒーをいただくことにしました。今日いただけるのは、珍しいミャンマーのコーヒー。僻地にある産地への交通が改善されてから流通するようになったそうです。

Toricot Coffeeさんのハンドドリップコーヒー
ずっと気になっていた、使い込んだ味わいのある銅製のHARIO V60ドリッパーで丁寧にハンドドリップしたコーヒーをいただきました。

コーヒースタンドですので席はありません。せっかくですので軒を借りているHERALBONYさんの店内をゆっくり眺めながら淹れ立てのコーヒーをいただきました。知的障害者が作製したアート作品を扱うショップです。

Toricok Coffeeさんが軒を借りるHERALBONYさんの店内
HERALBONYさんの店内にある作品は見ていても楽しいですし、その成り立ちを知ると勇気づけられます。

カップにもロゴが入っていますが、普段はNew Poppyという円頓寺にあるカフェで営業しているそうです。そのお店も是非行ってみたいですね。またコーヒー談義に花が咲いてしまいそうです。

基本情報

愛知県名古屋市中区錦3-15-10先

HERALBONYさんは閉店しました。Tricot Coffeeさんの出店はお店のウェブサイトでご確認ください。

Toricot Coffee

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