用事があって出かけた先で、ずっと気になっていたコーヒー豆専門店に行ってきました。珈琲豆のイヅツヤさん。老夫婦が二人で営む温かい場所です。
瑞穂運動場東駅から歩いてみた
パロマ瑞穂スタジアムなどの最寄り駅、地下鉄瑞穂運動場東駅を出て、屋号に何故か「珈琲」の文字が含まれるファミレスの看板を横目に進んで角を曲がると、イヅツヤさんの個性的な建物が見えてきます。
コロナ対策でしょうか、開け放たれた扉から中に入ると、柔和そうな老紳士が迎え入れてくれます。店内に入ってすぐ気づきました。建物の1階から出て屋根の上まで続く煙突は焙煎器から出ていました。自家焙煎ですね。
コーヒー好きなら見ただけで嬉しくなってしまうくらいコーヒー豆だらけです(珈琲豆専門店だから当たり前なんですけどね)。使い込まれた器具たちは、初めて来た場所なのに、なんとなく懐かしい雰囲気を醸し出しています。ご夫婦二人で営まれているそうです。
どんな豆を買うか決めずに来てしまったことを正直に告げると、ご主人は私のコーヒーの好みを聞いて、いくつかお勧めの豆を丁寧に説明してくださいました。街のコーヒー豆屋さんって、こんな会話ができるところが好きです。話がコーヒーの楽しみ方にまで及んだ後、お勧めの「ブラジル山口農園」を選びました。その名の通り、日系ブラジル人のヤマグチさんの農園の豆だそうです。
お店に入ってすぐ目に入った銅製の容器から分量の豆をパックに入れます。お茶屋さんや、テレビで見た高級海苔専門店で銅の容器に商品を入れているところは見たことがありますが、コーヒー豆専門店で銅製容器を使っているところは初めて見ました。
しばらくすると奥様もお店に出てきて、つかの間のコーヒー談義を楽しみました。温かい場所ですね。また来ます。
基本情報
早速おうちカフェしてみた
買った豆は早速淹れてみたいと思い、帰りがけにパンを買って、おうちカフェしてみました。パッケージを開けると、その香りだけですでにやられてしまいそうです。ホントに。
コーヒー豆本来の味が出るように、ドリッパーはKINTOのメッシュフィルターを選びました。はい、ドリッパーも幾つか持っています。興味がある方は「コーヒーを淹れてみた」も見てくださいね。
挽きたてのコーヒー豆にお湯を注ぐと、期待を裏切らずにプクーっと膨らんで、香りが立ち込めます。さすが自家焙煎の珈琲豆専門店の豆です。
ほど良い苦みで、ほのかに甘味も感じるというバランスの良いブラジルに合わせたのは、baquette rabbit金山店さんで買ってきたクロッカン。香ばしいナッツにほんのり甘さを加えたとのこと。
この組み合わせは、当たりでした!ナッツのいい感じの渋味と、ブラジルのほど良い苦味が、お互いの味を高め合います。そもそも甘さが控えめなクロッカンの良さをコーヒーが引き出し、口の中で起こる「味変」も味覚を楽しませてくれます。バランスの良いブラジルの味を邪魔しない、クロッカンは良いお供でした。
この「フードペアリング」にも興味がありますので、これからも機会を見て紹介していきたいと思います。
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