コーヒー豆専門店で豆を選ぶアドバイスの方法は色々ありますが、なかなか個性的なお店を見つけました。その名も、Coffee Shop*「私だけのコーヒー」さん。コーヒーに詳しくなくても、好みのブレンドを見つけられるお店です。

伏見の街を歩いてみた

食事処を探して伏見の街をぶらぶらしていたら、何やらコーヒーの試飲を勧める女性が。よく見ると、スペシャルティコーヒーをいただけるとのこと。迷わず入店しました。

Coffee Shop*の焙煎機
お店に入ると、まず小型の焙煎機がお出迎えです。

珈琲豆専門店のスタッフさんは対応と説明が丁寧、という印象がありますが、Coffee Shop*さんも例外ではありません。店頭で試飲を勧めてくださったスタッフさんに店内まで案内していただき、そのままお店で扱っている豆を丁寧に説明してくださりました。

Coffee Shop*で売られているコーヒー豆
焙煎機と反対側の壁にはコーヒー豆が入ったバッグがずらーっ!バッグの色も壁も青で統一されています。ブレンドの名前も個性的で好きです。

Coffee Shop*さんで扱っているのはスペシャルティコーヒーを使ったオリジナルブレンド。20種類のブレンドには1つずつ説明も添えられていますが、さすがにすべて通読するのは辛いですね。スタッフさんの説明があると助かります。

Coffee Shop*でコーヒー豆の説明に使うチャート
コーヒーのテイスティングマップの横軸は大抵「苦味 – 酸味」ですが、縦軸は「しっかり – さっぱり」だったり「個性派 – バランス派」だったりします。このCoffee Shop*さんのテイスティングマップの縦軸も好きです。ちなみに横に写り込んでいるのは開店祝いの花。まだ新店なんです。

コーヒー豆を選ぶ時はスタッフさんの丁寧な説明や、写真のようなテイスティングマップも参考になりますが、Coffee Shop*さんにはもう一つ面白い方法があります。なんと、タブレットのアプリで質問に答えていくと、お薦めのブレンドを選んでくれます!中には一見コーヒーと関係なさそうな質問もありますが、コーヒーの好みを決める要素は様々、ということに気付かされます。

店内にはカフェスペースもあるので、早速一杯いただくことにしました。選んだのはコーヒーショップブレンドのミディアムロースト。

Coffee Shop*でいただくハンドドリップコーヒー
良い豆を扱うお店ですから、コーヒーは当然挽きたてを丁寧にハンドドリップします。基本ですね。

まずテーブルに運ばれた時点で新鮮な香りがフワッと漂います。そのお味は、一口含むとキリッとした苦さが来ます。深煎りとはまた違う苦味ですね。その味わいは、どことなくスパイシー。少し温度が下がると、苦みの中に微かなコクが顔を出してきました。

Coffee Shop*のカフェスペースでテーブルに載せられたコーヒーカップ
このロゴ入りオリジナルカップは店内で売られています。余談ですが、青を基調にナチュラルウッドを組み合わせた店内は、知多のOISEAU Coffeeさんを思い出させます。

実はこの日、栗のスイーツに合うコーヒー豆を買おうと思い、お目当ての店に着く前に見つけてしまったのがCoffee Shop*さんでした。偶然だか、必然だか分かりませんが、導かれたのでしょうか。この後、買った豆を早速おうちで淹れてみました。

基本情報

愛知県名古屋市中区栄1-4-2

8:00~20:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

Coffee Shop* 私だけのコーヒー

おうちに帰って淹れてみた

せっかくなのでCoffee Shop*さんについてもう少し説明しておきましょう。このお店のブレンド豆は、世界的なバリスタ、横山千尋氏が監修しているとのこと。今回は20種類あるブレンドから1つ選びましたが、なんと氏が監修したメソッドでオリジナル焙煎豆を作ることもできるそうです。

今回はせっかくなのでアプリで「診断」された豆を選びました。

Coffee Shop*のオリジナルブレンド豆「SIRIUS」」
こちらが今回選んだSIRIUS “Bitter Chocolate & Anise”。シリウスと言えば、古代文明好きであればエジプトの神を思い起こすでしょう。

中煎りで、お目当ての栗のスイーツにも合いそうな気がします。

Coffee Shop*のオリジナルブレンド「SIRIUS」の豆
キレイな豆ですね。そう思って見てみれば、形が違う豆が混ざってる、かな。

選んだドリッパーは、このブログでは久々の登場となるHARIO V60。サーっと注いで、ビターな中煎りをスッキリ淹れることを狙っています。

円錐形で大きな1つの穴があるHARIO V60ドリッパー
注ぎ方を変えると好みの味が出せるのが特徴のHARIO V60ですが、淹れ方に迷いがあると狙った味が出せない、ある意味クセ者ドリッパーです。

そのお味は、一口目で爽やかな苦みと、ナッツ感のある香りがします。全体的に上品な味わいです。少し温度が下がると、苦みの個性が現れ始めます。最近あまり使っていなかった言葉ですが、ほろ苦い、ってこんな味でしたね。

Cascadeのマロンパイ
名駅のCascadeでテイクアウトしたマロンパイ。余談ですが、栗は英語でChestnut。「マロン」は和製英語です(語源はフランス語)。

栗のスイーツ「マロンパイ」との相性も期待通りです。栗感が強く、自然な甘さのパイと合いますね。

せっかく個性的なブレンド豆を選べるお店を見つけたので、これからもいろんなフードペアリングを楽しんでみたいです。

Instagramから

その後久々に訪れた時の様子はインスタグラムでちらっと紹介しています。

名古屋伏見のコーヒー豆専門店、Coffee Shop* 私だけのコーヒー

随分久々に訪れた伏見(名古屋のね)のコーヒー豆専門店「Coffee Shop* 私だけのコーヒー」

前回訪れた時は開店祝いの花が飾られてあった… ご無沙汰です。
変わっていないようで、いろいろ変わってたな。

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