犬山観光の定番の一つは、城下町の本町通りで食べ歩きですよね。中でもスイーツは人気で、激戦区と言っていいでしょう。その中から今回は、お店の中でスイーツをいただけるカフェや茶亭を紹介します。

神のまにまに 本町茶寮 別邸
スイーツめぐりとしてまず向かったのは、神のまにまに。大きなガラス窓から見える独特な、「映える」店内が印象的です。イートインでも、まずは軒先のカウンターで注文してから店内に入ります。
串物の町、犬山ですから、もちろん食べ歩きに向いた串物のスイーツも人気です。が、今回はイートインするのでフルーツミックスプリンとアイスティーを注文しました。

やはりこの店内、インパクトがありますよね。しばらく写真を撮っているうちにアイスのアールグレイが準備できたので、カウンターまで取りに行きます。
繁盛店なのに丁寧な接客には好感が持てます。向こうにはピアノの部屋があるので、よかったら写真も撮ってください、なんてことも言ってくださいました。

このフルーツミックスプリン、まずフルーツが美味しいです。フルーツ好きにはたまらないでしょうね。さらに下まで掘り進めてプリンに辿り着くと、これが上品で滑らかな舌触り、味も素朴で美味。映えだけじゃない完成度があります。
時折先客が弾くピアノの音が聞こえてくる奥の部屋にも行ってきました。

この部屋も週末には混み合うのでしょう。プロでもアマチュアでも、ピアノの生演奏を聴きながらスイーツを楽しむのもいいかもしれませんね。
基本情報
愛知県犬山市犬山北古券2-21
11:00~17:00


茶亭 椿
フォトジェニックな神のまにまにの次に向かったのは、対照的に古き良き時代を残した茶亭 椿。お食事もありますが、お茶も好きな私はお抹茶と和菓子のセットをいただくことにしました。
靴を脱いで上がり、手前にはテーブル席と、奥には座敷があります。さらに奥に進み、中庭に面したテーブル席に着きました。

フォトジェニックと対照的とは言え、田舎風にいろんなものを置くのもご愛敬ですね。これはこれで「実家風」の雰囲気を醸しています。とは言え、普通の個人宅にはない豪華な着物が目を惹きます。京都の西陣織だそうです。

お抹茶に添えられた「黒玉」は、初めて目にしました。甲府の名物だそうです。黒く艶やかに光る玉を黒文字で割ると、中には色鮮やかなうぐいす餡(すいません、写真撮り忘れました)。小豆餡とは違う風味の、和の甘さ。もちろんお抹茶に合います。

この後、中庭の向こうにある、小さな博物館のような蔵も見学しました。時代もジャンルも様々な「和」なモノが色々展示されています。
一つ残念なのは、完全禁煙ではなく、中庭は喫煙可であること。正常者が中庭を散策すると、臭いだけではなく健康被害をもたらす有害な悪煙に晒される可能性があります。是非完全禁煙にしていただきたいところです。
基本情報
愛知県犬山市犬山西古券16
10:00~17:00 火曜定休


本町茶寮
今回最後に紹介するのは、本町茶寮。こちらも古くて趣がある町屋風の建物がそのまま店舗になっています。串物の町、犬山らしい串物のスイーツも人気ですが、ここでもお店に上がってお抹茶をいただくことにしました。同じ愛知県内、西尾の抹茶をいただけるようです。

選んだのは、季節の五色餅とお抹茶のセット。映える五色餅、そのお味は….. ご愛敬ですかね。観光地の茶寮ですので、味より映え重視という選択肢もありでしょう。もちろん、フォトジェニックな映えを求める人にはおススメですよ。

特筆すべきは、犬山焼の茶碗です。全国的にはまだメジャーではない焼き物ですので、よっぽどの茶器コレクターでもなければ日常で使う機会はなかなかありません。その犬山焼きの茶碗でお抹茶をいただけるのは貴重です。

ここでも残念なのは、中庭では喫煙可であること。国民の二割ほどしかいない、自己の欲求を満たすための受動喫煙で他人の健康を害することを躊躇しない非正常者に不要な配慮を施す非文明的な風習は、是非見直していただきたいところです。
基本情報
愛知県犬山市犬山東古券673
11:00~17:00

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