また性懲りもなくJapan Coffee Festivalに行ってきました。コーヒー好きが集まるこのイベント、今回の会場はちょっと足を延ばして高野山です。非常に濃ゆい1日を2回に分けて報告します。
出店者の方々には通常カフェ営業をしている方から、普段は様々な活動をしていて、このような場でイベント出店される方もいます。
イベント基本情報
2019年6月22日(土)~6月23日(日)
10:00~17:00
今回の会場は2つに分かれていて、まずは旧白藤小学校の会場に行きました。秘境にある木造の廃校でコーヒーをいただきます。
mano cafe
今回のチケットにも「運命のコーヒーチケット」という、コーヒーブースがクジで決まるチケットが1枚含まれています。私が当たったのはmano cafeさん。チケットにはいささか過激な文言が印字されていますが、エスプレッソに良い意味で傾倒されているようです。
mano cafeさんが提供するのは通常より多めの豆を使って淹れたエスプレッソ。ただでさえ濃いエスプレッソを、さらに濃く。砂糖を入れて飲むのがおすすめとのことですが、まずは2口ほどいつも通りブラックでいただきました。これも好きでしたが、続いて勧められたとおりたっぷりの砂糖を入れて飲むと、全く違うまろやかな味わいになりました。それも「甘いエスプレッソ」ではなく「別バージョンのエスプレッソ」とでも言える、私にとって新鮮な味わいでした。
このフェスティバルの醍醐味は、どこに行ってもコーヒー談義が尽きないことです。最初に訪れたmano cafeさんでいきなりコーヒー談義、エスプレッソ談義が炸裂しました。先が思いやられます(笑)。
基本情報
小猿珈琲 ~オサルコーヒーから飛び出て~
mano cafeさんの次に伺ったのは隣の小猿珈琲さん。普段は難波にあるOSARU COFFEEさんでスタッフさんとして働いていて、今回イベント出店されているそうです。
mano cafeさんに「順番が逆でしたね」と言われましたが、それも納得です。小猿珈琲さんが提供するのは香り高い浅煎りのエチオピア。エスプレッソの後にいただくのは確かにメインディッシュの後に前菜をいただくようなものかもしれませんが、それでももちろん、エレガントな香りを堪能しました。まろやかな味わいは、金属フィルターで淹れるので豆の油分も一緒に抽出されるためだとのこと。
この小猿珈琲さん、ネームプレートには「みどり」と書いてありますが、これは愛称だそうです。緑色が好きだとのこと。実は私が一番好きな色も緑で、コーヒー談義に続いて「緑談義」にも花が咲いてしまいました。8月からはOSARU COFFEEさんのの定休日の日曜日に小猿珈琲さんを営業するとのことですので、伺ってみたいです。
基本情報
OSARU COFFEE
Orava & Kani Kahvi
前回の神戸に引き続きイベント出店されているOrava & Kani Kahviさんとは今では「コヒ友」で、先日は一緒にコーヒー教室でアイスコーヒーの淹れ方を習いました。そんなOrava & Kani Kahviさんの渾身の一杯は、そのアイスコーヒー。浅煎りのエチオピアを使っています。
きっとその後も練習をしたのでしょう。シロップを入れることもなく、しっかりとコーヒーの風味を楽しめる味わいに仕上がっています。前回神戸でいただいた浅煎りのコーヒーは淹れたてから次第に変わる風味を楽しみましたが、今回のアイスコーヒーは氷が溶けるにつれて味が微妙に変わります、ロックで飲むウイスキーの味が変化するように。
その場で出会った人たちとお話できるのがこのイベントのいいところですが、こちらOrava & Kani Kahviさんは、人柄ですかねぇ、温かい人達が集まって、初対面同士でも自然に会話がはずみます。もちろんコヒ友のOrava & Kani Kahviさんさんとは濃ゆいコーヒー談義をしました。
GRANKNOT COFFEE ROASTERS
こちらの会場で最後に伺ったのはGRANKNOT COFFEE ROASTERSさん。ここでは「職員室」で営業していましたが、普段は堀江でコーヒースタンドを営んでいるそうです。店名が示す通り、自家焙煎のお店です。このイベントでは「1/f ゆらぎ」と言う名のブレンドコーヒーを提供します。
私が並んでいる間に先にいただいたお客さんは、いつもコーヒーに砂糖を入れているとのことですが、ここでは砂糖を用意していません。そのままでも美味しいですよ、と勧められて恐る恐るブラックを飲んだそのお客さんは「あ!美味しい」と言っていました。その人にとって初めてのブラックコーヒーだったのかもしれません。確かに、コーヒーらしいしっかりした苦味もあるのですが、バランスのとれた上品な味わいのブレンドでした。
コーヒー専門店で注文を聞いてから豆を挽くのは基本ですが、GRANKNOT COFFEE ROASTERSさんは注文を聞いてから1杯分の豆をブレンドします。1杯のコーヒーに使う豆の量は少ないので、それをムラなくブレンドするために手間をかけています。
続いて訪れた旧白藤小学校のサブ会場と、もうひとつの八坂神社会場は次回紹介します。
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