普段は街カフェを中心に紹介しているこのブログでは珍しく、観光客が訪れるお店を取り上げます。名古屋城二之丸茶亭。地元民もお茶を満喫できる場所です。

名古屋城に行ってみた

いきなり私事ですが、今年は帰省を自粛しました。それでも折角正月なので「日本的」なことを楽しみたくて選んだ場所が名古屋城にあるこの二之丸茶亭です。「尾張名古屋は城でもつ」とも(自虐的に?)言われる名古屋城は何度訪れても飽きないくらい見所があります。

名古屋城天守閣と本丸御殿
名古屋城の魅力は、天守閣だけではなく石垣や堀、枡形などの構造や櫓も残っているところです。これは特別公開された東南隅櫓(重要文化財です!)の三階から天守閣、小天守、本丸御殿を撮った貴重な写真です。

お城と言えば武装された天守閣をまず思い浮かべる人が多いと思いますが、城内には庭園や茶室など城の平時を偲ばせる場所も多くあります。

霜傑跡、名古屋城二の丸庭園内
今回紹介する二之丸茶亭は近代に建てられたものですが、そのすぐ近くでは「霜傑」と呼ばれる茶屋の跡が発掘されています。写真はその遺跡を整備したものです。

名古屋城内で観光客が多く訪れる本丸や西之丸に比べると、いささか地味な二之丸が実は私のお気に入りの場所で、そこにある二之丸庭園の中に二之丸茶亭はあります。

二之丸庭園と二之丸茶亭
ここに来たらいきなり茶亭には行かず、まず庭園内を散策してから四季折々の木々の向こうに見える茶亭を訪れるのが私の定番です。

和菓子付きの抹茶をいただけるのですが、今日はどんな和菓子が出てくるのかな、と考えるのも茶屋めぐりの楽しみの一つです。名古屋城と言えば「金シャチ」(金の鯱)ですので、金箔入り抹茶も選べるようです。

抹茶と和菓子
雰囲気の良い店内で、甘さも程良い和菓子と淡雪のようなお抹茶を楽しみました。

ここは街カフェのように気さくなスタッフさんとの会話を楽しむ場所ではありませんが、和服を着た品の良い給仕さんにお茶を運んでいただくのもいいものです。誰も見ていなくても茶碗を回してしまいます。

二之丸茶亭から眺めた庭園
店内からはもちろん二之丸庭園を眺めることができます。新緑や紅葉の時期は格別ですよ。

抹茶は好きだけど茶道の作法など習ったことがない私ですが(そういう人、多いですよね)、雰囲気の良い場所で景色を楽しみながらお茶をいただくのはやっぱり好きです。

二之丸茶亭の茶室
この写真は数年前に訪れた時に撮ったものです。今(21年1月現在)は残念ながらこの部屋は使えないようです。メイン画像に見える丸窓を中から見るとこうなります。

名古屋城と言えば再建で揺れる天守閣、新築された本丸御殿や名古屋おもてなし武将隊の演武など派手な面が取り上げられがちで、それも好きですが、こんなほっこり処もやっぱり好きです。

基本情報

愛知県名古屋市中区本丸1-1

9:00~16:45
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

名古屋城ウェブサイトでご確認ください
二之丸茶亭へ行くには名古屋城の観覧料が必要です。

二之丸茶亭

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