陶翠庵は休業中です。

焼き物の町、瀬戸にある愛知陶磁美術館の中の茶室、陶翠庵(とうすいあん)に行ってきました。さすが陶磁美術館、という茶器で、誰でも気軽に西尾の抹茶をいただけます。

愛知陶磁美術館に行ってみた

考古学に興味がある私は、愛知陶磁美術館で開催された前回の特別展「YAYOI モダンデザイン」も今回(2021年3月21日まで開催)の「日本陶磁の源・陶邑窯」も楽しませていただきました。今回はせっかくなので陶翠庵でお茶をいただくことにしました。

陶翠庵の今季のお茶碗
陶磁美術館らしく、季節ごとに違った茶碗をそろえているそうです。

入口でお茶と季節の生菓子のセットの料金を払った後、店内でまず茶器を選びます。私は、なんとなく惹かれた黒楽茶碗を選びました(中村道年氏の作だそうです)。お茶が運ばれるまで建物の中を見学することにしました。

陶翠庵の店内
一般のお客さんはこの椅子席でお茶と生菓子をいただきます。奥には四畳半の茶室に入る「にじり口」も見えます。

以前紹介した名古屋城の二之丸茶亭のように、茶室の雰囲気を味わいながら椅子席で気軽にお茶を楽しめるようになっています。予約すれば四畳半と八畳の茶室も使えるようです。

陶翠庵の四畳半の茶室に入るにじり口
にじり口から四畳半の茶室を覗くと掛け軸が見えました。厳かですね。

陶翠庵のウェブサイトによるとこれらの和室は「お茶のお稽古、句会、撮影など」に使用できるそうです。

陶翠庵の茶室横にある水屋
建物の中に茶室の要素が揃っているようです。

しばらくすると、自分で選んだ黒楽茶碗に点てられた抹茶に、春らしい生菓子が添えられて運ばれてきました。窓の外に見える景色を眺めながら西尾の抹茶をいただきます。

陶翠庵のお茶と季節の生菓子のセット
誰も見ていませんでしたが、一応お茶碗を3回に分けて半分回してからいただきました。

カフェや「おうちカフェ」では専らコーヒーと洋菓子ですが、やっぱり日本人ですね。抹茶と和菓子をいただくとホッとします。ちゃんとしたお茶会なら作法をわきまえないといけないところですが、ここでは椅子に腰かけて気楽にいただけます。

陶翠庵にある八畳の和室
椅子席のすぐ横には八畳の和室があります。こちらでお茶会を開く時はきっと作法に則ってお茶をいただくのでしょう。

実は博物館めぐりや美術館めぐりも好きな私にとって、美術館の敷地内に茶屋があるのは嬉しい限りですね。次の企画展も興味がありますので、その時も寄っていこうと思います。

基本情報

愛知県瀬戸市南山口町234番地

陶翠庵は休業中です。

陶翠庵

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