イベント目当てで訪れた「日本のデンマーク」ことデンパークを訪れた私は、当然スイーツも楽しんできました。スイーツと植物と音楽が好きな私のすべてが満たされた一日をカフェめぐり目線で紹介します。

アーリーサマー フェスに行ってきた

5月18日から6月23日までは「アーリーサマー フェス」と称して、初夏らしい(あるいはいつでも楽しい)イベントが色々開催されていました。私のお目当ては最後に紹介する「アーリーサマー ライブ」ですが、コロナ禍に写真と植物育てが新しい趣味になった私にとってデンパークは、ホント楽しい場所です。

デンパークの蓮池
アーリーサマー ライブが行われた「水のステージ」横の蓮池

でもやっぱり、スイーツ馬鹿ですからね。やっぱりスイーツを食す場所に足が向いてしまいます。

安城産業文化公園デンパーク

愛知県安城市赤松町梶1番地

通常:9:30~17:00

冬季:9:30~16:30

最新情報は公式サイトでご確認ください

公式サイトでご確認ください

デンパークのデンマーク風車

デンパークのCafe & Blomster

最後に紹介する京夏さんの1回目のステージを見た後、「ヨーロッパ風お花畑」の花を愛で、マーケットを抜けてフローラルプレイスに向かいました。目に入るのはトロピカルな植物たちと、欧風の建物。その中のひとつがCafe & Blomsterです。

デンパークのCafe & Blomster
Blomsterはデンマーク語で「花」を意味するそうです。

京夏さんのステージでも子供たちが楽しめる企画がありましたが、こちらCafe & Blomsterの店頭看板にも子供たちが好きそうなメニューが並んでいます。そしてお洒落な店内に入り目につくのは、テーブルの上に乗った大きなピングー。

Cafe & Blomsterの店内
さすがデンパークのカフェ、店内の至る所に植物たちがいます。

注文して会計を済ませ、ピングーも気になりましたが、植物好きの私がもっと気になったのは奥のカウンター席。大きな窓の外にはトロピカルな植物たちが並んでいます。

Cafe & Blomster店内のカウンター席
デンパーク内には飲食スペースがいくつかありますが、ガラス越しとは言えこの距離でこの数の植物を眺められる席は、おそらく他にありません。

お店の説明には「お店からしか見ることのできない『シークレットガーデン』」とあります。納得。この席に着き、注文の品が用意できるのを待ちました。

ひつじのショーンのパンケーキ

店頭の看板で気になったのがこの、ひつじのショーンのパンケーキ。Pingu & Shaun “Fun Times at Home”と題した期間限定のコラボメニューだそうです。

デンパーク内Cafe & Blomsterの「シークレットガーデン」にて、ひつじのショーンのパンケーキ
本家ブログ「HiroのCafeめぐり」で紹介した豊田のWORKBENCH COFFEE ROASTERSさんや金山のSKOG KAFFEさんのように植物を眺めながらコーヒーをいただけるカフェもありますが、ここは別格です。

実は注文する時に「子供向けのメニューですかね」と聞いたところ、気遣い気味に「そんなことないですよ」と言っていただけましたが、これはお子様向けだと思います。でも年齢制限があるお子様ランチと違って、スイーツ男子オトコが注文してもいいと、個人的には信じています。食べて楽しければ、いいですよね。

デンパーク、Cafe & Blomsterの「ひつじのショーンのパンケーキ」
これ、ふわとろクリームの上に描いて(貼って?)あります。最近の印刷技術は、なんてヤボな話は抜きに、楽しいですよね。

生地はパンケーキというより、スポンジケーキといった感じ。子供の時におやつで食べたような、どこか懐かしい味です。ショーンが描かれたクリームはふわふわとろとろなので、一口たべると溶けちゃいますよ。写真を撮るならお早めに。

デンパーク内フローラルプレイスのスイスチャード
余談ですが、Cafe & Blomsterで食事後、フローラルプレイス内の「ハーブガーデン」でこのエキゾチックなスイスチャード(時々スーパーの野菜売り場で売ってる?)の写真を撮っている時に、1回目のステージを終え共演のらっきょさんと園内を散策中の京夏さんが声をかけてくれました。その時の私は膝をついて屈んで超ローアングルでカメラを構える変なオジサンに見えてたかもしれませんが…

話は戻って、Cafe & Blomster。私が来店した時は他に家族連れとカップルらしき二人がいましたが、どちらも楽しめそうなお店ですね。スイーツの他にも地元産の食材を使ったお食事もあるので、ランチに訪れても良さそうです。

基本情報:Cafe & Blomster

花の大温室フローラルプレイス内

10:00~17:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

デンパークのCafe & Blomster

デンパークのカフェキッチン「BONO」

続いて紹介するカフェキッチン「BONO」はフローラルプレイスのエントランスにあります。お店の入口はエントランス側にありますが、テラス席はフローラルプレイス内で、先に紹介したCafe & Blomsterと向き合っています。

上の写真にある、入り口でお客さんを迎える木彫りのデンマーク衛兵、「五人の衛兵たち」はデンマークの工芸作家カイ・ボイスン(Kay Bojesen)の作品だそうです。カイ・ボイスンと言えば木製のサルが有名なようです。

お店の話をする前に、フローラルプレイスにある人魚姫の像を紹介しておきましょう。

デンパーク、フローラルプレイス内の人魚姫像
ディズニー映画などに登場する人魚は腰から下が魚のイメージですが、こちらの人魚姫は膝下が魚なんですね。それでも地上は歩けなさそうです。

これはデンマークの彫刻家、エドワード(エドヴァルド)エリクセン(Edvard C. J. Eriksen)の作品で、同じくデンマーク出身の作家、アンデルセンの「人魚姫」を題材にしたブロンズ像だそうです。「本物」はデンマークのコペンハーゲン海岸に設置され、こちらの銅像は駐日デンマーク王国大使の協力を得てデンパークのシンボルとして設置されたそうです。

では、話をBONOに戻しましょう。

デンパークのカフェキッチン「BONO」の店内
衛兵が立つ入口から店内に入ると… 昭和のデパートの食堂みたいな雰囲気です。

ピザとパスタが名物のお店のようで、入り口のメニュー看板を見て気になったのはカルボナーラと、「アンデルセン」という名のパフェ。

はい、ここでデンパークのシンボル「人魚姫」とBONOが繋がりました。

上の写真にある昭和感がある店内で食事をしても差し支えありませんが、おススメはCafe & Blomsterに面したテラス席です。

カルボナーラ

店内で注文して会計を済ませ、テラス席に向かいました。このテラス席はひつじのショーンのパンケーキを食べていた時に窓から見えて気になっていましたから。

デンパークのカフェキッチン「BONO」のテラス席
店内で食事をしている人に「こっちの方がいいですよ~!」と教えてあげたくなるテラス席。右側に写っているのはCafe & Blomster。

しばらくして用意できたカルボナーラをカウンターまで取りに行きました。トレイを受け取って席に向かって歩き始めると、パスタの上に載ったポーチドエッグがぷるんぷるんしています。正直に申しまして、昭和感のあるお店でこのレベルのパスタは期待していませんでした。

お店の紹介にある「オリジナルの生パスタが自慢」は伊達じゃないらしい。

デンパーク内、カフェキッチン「BONO」のカルボナーラ
いささか失礼な言い方かもしれませんが、地方のテーマパークの飲食でこのレベルは期待していませんでした。

そのお味は、満足のいく期待以上のチーズ感。後で分かったことですが、デンマーク産のチーズを使っているようです。流石ですな。溶けたチーズも、上に載ったいわゆる「粉チーズ」(すいません、詳細は未調査です)も良い感じです。

以前紹介した鶴舞のTripot cafe the PARKさんや、本家ブログで紹介した覚王山のMERCURE CAFEさんのカルボナーラ(記事では紹介していません)に匹敵すると言っても過言ではありません。

デンパーク内、カフェキッチン「BONO」のカルボナーラに載ったポーチドエッグ
本ブログの賢明な読者であれば、私がトロっと流れる黄身を好きなことをご存じであろう(いや、知らんし)。

カルボナーラのチーズ感の余韻に浸りながら、食後のデザート「アンデルセン」を取りに行きます。

パフェ「アンデルセン」

さて、メインディッシュのパフェの登場です(カルボナーラは、前菜か?)。

最初にどんなものか訊ねた時は、ソフトクリームにお菓子が載った、くらいの簡単な説明でしたが、果たして…

デンパークのカフェキッチン「BONO」のパフェ、アンデルセン
見た目は奇を衒わない、シンプルなパフェですね。

その「ソフトクリーム」はジェラードに近い舌触りです。さすがにデンマーク産生乳を使用、とはいきませんが、酪農王国でもあるデンマークのテーマパークですから下手な乳製品は出せませんよね。味も舌触りもしっかりしたアイスクリームです。

結構溶けずに頑張ってくれるので、下まで掘り進めてコーンフレークとうまく合わせていただけます。最後にコーンフレークだけ食べる、なんてことにはなりません。

デンパークのカフェキッチン「BONO」のパフェ、アンデルセン
なぜ「アンデルセン」か深く考えませんでしたが、シンプルでもどこかファンシーなパフェです。

上に載った(刺さった)クッキーもブラウニーも、美味しくいただきました。

基本情報:カフェキッチン BONO

花の大温室フローラルプレイス エントランス

10:00~16:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

デンパークのカフェキッチン「BONO」

Valoreデンパーク店

音楽イベントも園内の散策も満喫し、帰り際に立ち寄ったのがマーケット内にあるValoreデンパーク店です。VALORE(バルーレ)は奥三河を拠点としたエッセンシャルオイルとハーブの専門店。三河地方や名古屋に直営店があり、その一つがこのデンパーク店です。

アロマテラピーも好きな私ですが、この日気になったのはクッキーとハーブティー。

Valoreデンパーク店のハーブクッキー
こちらがそのハーブクッキー。いや、正しくは「クッキーではなく食べるハーブ」だそうです。

選んだのは「若返りのハーブ」とも呼ばれる(らしい)ローズマリー。

Valoreデンパーク店のハーブクッキーとハーブティー
ローズマリーのクッキーにローズマリーのハーブティーを合わせることもできます。お気に入りのハーブが「食べるハーブ」になっていたら、その選択もありです。

ハーブティーは… 悩みましたね、種類が多いですから。しばらく迷いましたが、結局一番お気に入りのハーブ、ラベンダーを選びました。ラベンダーは色も香りも好きです。

Valoreデンパーク店のハーブティー
お店ではハーブティーの他に、かわいいガラス製のティーポットも売られています。ハーブティーの色も楽しむならポットはガラス製がいいですよね。

音楽イベントの余韻に浸りながらデンパークを後にし、クッキーとハーブティーはおうちで楽しむことにしました。

おうちに帰って淹れてみた

こちらが今回買ってきたクッキーとハーブティー。

Valoreデンパーク店で買ってきたハーブティーとハーブクッキー
よく見ると「Let’s “herb” a break」なんてシャレも。

ローズマリーのクッキーの封を切ると、スパイシーな香り。ローズマリーと言えば肉料理に合う香辛料として知られていますよね。それがクッキーになると、こうなるのか、と納得します。いや、クッキーではなく「食べるハーブ」でしたね。

Valoreデンパーク店で買ってきたハーブクッキー
よーく見るとハーブが練り込まれていることが分かります。

食すと、実際ハーブの香りが鮮烈。甘さよりローズマリーのスパイシーな香りが印象的で、「スイーツ」として紹介してよいものか。もちろん個人的には、スパイシーなスイーツもありだと思います。

パッケージには「ワインにも合う」とありますが、何ならビールにも合うかも。今度試してみようかな。

続いて、ハーブティー。

Valoreデンパーク店で買ってきたハーブティー、リラックスラベンダー
眺めていても、可愛いハーブティー。色も楽しみたいです。

「リラックスラベンダー」の封をあけると、爽やかで甘いラベンダーの香りが鮮烈に届きます。カモミールとオレンジフラワーもブレンドされています。

Valoreデンパーク店で買ってきたハーブティー、リラックスラベンダーを淹れる
中国茶の花茶のようなビジュアル的なインパクトはなくても、可愛い。

淹れてみると、ネーミングによる先入観がなかったとしても、リラックスできる香りですね。午後のハーブティーもいいですし、一日をリラックスして終えたい夜にいただくのも良き(実際、リラックスラベンダーを飲みながらこのブログを執筆しているのは夜です)。カモミールの香りも良いアクセントになっています。

名古屋にはカフェを併設した店舗もあるようなので、そちらも伺いたいです。

基本情報:Valore デンパーク店

マーケット

10:30~16:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

Valoreデンパーク店

京夏、デンパーク「アーリーサマー ライブ」にて

最後に、今回デンパークを訪れるきっかけをくれた、シンガーソングライターの京夏さんを紹介します。以前本家ブログで紹介した「明治村カフェめぐり」でも登場してもらっています。

今回はアーリーサマー フェスの音楽イベント、アーリーサマー ライブに登場し、2回のステージを披露しました。

デンパークのアーリーサマーライブで曲披露するシンガーソングライター京夏さん
週間天気予報では雨や曇りが予報されていて気を揉みましたが、見てください、この青空。

普段はソロでライブ出演することが多い京夏さんですが、今回は大阪のパーカッショニスト、らっきょさんと共演して子供も楽しめるリズム体験なども披露していました。ライブ会場になった水のステージ横にあるじゃぶじゃぶ池で水遊びする子供たちも参加する光景は、なんとも和やかでした。

デンパークのアーリーサマーライブに出演したシンガーソングライター京夏さんと共演したパーカッショニストのらっきょさん
デンパークに来園するのは初めてだけど、実は以前「道の駅 デンパーク安城」を利用していたというパーカッショニストらっきょさん。

お隣の岡崎出身の京夏さん、子供の頃からこのデンパークにはよく来ていたそうです。明治村もそうでしたが、子供の時から慣れ親しんだ場所で今音楽活動ができるって、いいですよね。

デンパークのアーリーサマーライブで曲披露するシンガーソングライター京夏さん
この笑顔が眩しいのは、日差しのためだけじゃないですよね。

ライブから教育まで、音楽活動の場を広げる京夏さん。これからの活動にも期待します。

YouTubeから

高校ではミュージカル部で活動していた京夏さんは、ミュージシャンでありエンターテイナーでもあります。今回もデンパークのシンボル、人魚姫に因んで映画「リトルマーメイド」の一節を披露していましたが、その様はエンターテイメント。

そんな京夏さんの魅力が伝わる動画を紹介します。

余談ですが、今回の衣装は風になびくと、星の王子様のマントみたいに見えました!

植物写真館

前述のようにコロナ禍に植物育てと写真が新しい趣味になった私は、ステイホーム期間には自室で植物の写真を撮ってはインスタグラムに投稿していました。制限なく外出できるようになった今も、その趣味は変わりません。

ヨーロッパ風お花畑

  • デンパークのヨーロッパ風お花畑
  • デンパークのヨーロッパ風お花畑、シロタエギク「シルバー ダスト」
  • デンパークのヨーロッパ風お花畑、シロタエギク「シルバー ダスト」とトンボ
  • デンパークのヨーロッパ風お花畑、ベンチと花

フローラルプレイス

  • デンパークのフローラルプレイス
  • デンパークのフローラルプレイス
  • デンパークのフローラルプレイス
  • デンパークのフローラルプレイス

不思議の森

  • デンパークの不思議の森
  • デンパークの不思議の森
  • デンパークの不思議の森
  • デンパークの不思議の森

いいね、シェアする!