京都で人気の観光地、八坂神社にお参りした後、ちょっと足を延ばして和スイーツをいただきました。一休庵さん。観光地のお茶屋さんだけど、味はしっかりしています。
八坂神社のその先に
八坂神社と言えば京都でも屈指の観光名所で、祇園祭でも有名ですよね。四条通り側から入り、そのまま清水寺に向かうために南楼門から出る人もいるようですが、反対側の東北門から出る人は少ないようです。その先にあるのは、円山公園です。

現在円山公園がある場所は鎌倉時代には真葛やススキが生い茂り、真葛ヶ原と呼ばれていたそうです。その時代の慈円僧正がこんな歌を詠んだとのこと。
わが恋は松を時雨の染めかねて
新古今集
真葛ヶ原に風さわぐなり
その頃「慈円山安養寺」の真ん中を取ってこの辺りを「円山」と呼ぶようになり、今のような回遊式日本庭園になったのは明治時代だそうです。

ここにはエキゾチックな建物があるわけでもなく、近頃オーバーツーリズムが問題視される京都の中でもあまり混み合わないようです。観光に疲れたら、ちょっとのんびりしに来るのもいいかもしれませんね。
そんな円山公園内にあるお茶屋さんが一休庵です。

観光地のお茶屋さんによくあるメニューを揃えた中でも、お気に入りのわらび餅を紹介します。
わらび餅6種
観光地のお茶屋さん、なんて俗な言い方になってしまいましたが、日本に住む和菓子好きの日本人である私にとっても、いろんな和スイーツを選べる和カフェって生活圏内にあまり多くないんですよね。やはり有難い存在です、観光地のお茶屋さん。

入店してまず注文してから席に着くスタイルです。お気に入りのわらび餅6種と京番茶のセットを注文し、窓際の席に着きました。窓から円山公園の景色も見れますから。

窓の外を眺めながら少し待つと準備ができました、わらび餅6種。京都のお茶屋さんでは宇治抹茶が定番ですが、京番茶もいいですよね。

説明書きにもある通り、和三盆・抹茶・黒糖・生姜・黒胡麻・京七味の6種です。七味がスイーツ、って思いますよね、京名物とは言え。生姜も。でも、香りがいいんです。

これは私の個人的見解ですが、手前の3種は香りを楽しみ、奥の3種は風味と甘みを味わうものだと思っています。それぞれの味に2つずつありますから、違う味を楽しみながら2周できます!
最近はトロットロのわらび餅が人気ですよね。先に紹介した雲ノ茶カフェさんでも、雲のムースと双璧の人気を博すのが「本わらび餅極み」でした。でも、昔ながらのもっちりした食感のわらび餅も、やっぱり好きです。堪能しました。

次に京都に来るのがいつになるか分かりませんが(すぐにでも来たいですけど)、八坂神社にお参りする機会があれば、またちょっと足を延ばしてみたいです。その時は違う和スイーツを楽しもうかな。桜の季節なら、円山公園の祇園しだれ桜でも楽しんで。
基本情報
京都府京都市東山区鳥居前 東入円山町官有地
10:30~17:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

Instagramから
一休庵さんに初めて行ったのは、まだこの姉妹ブログを「スピンオフ」として書き始める前でした(当時から本家ブログ「HiroのCafeめぐり」は書いていましたが)。これはその時の投稿です。
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