京の台所、錦市場商店街で良い意味で異色の、癒し空間に行ってきました。雲ノ茶 KUMONOCHAさん。映え狙いと侮るなかれ。お茶と真摯に向き合う人たちが作った和スイーツを楽しめます。
錦市場に行ってきた
錦市場商店街と言えば京都河原町エリアで人気の観光スポットで、週末のお昼ごろになると、もう身動きを取るのも大変なくらい混み合います。この日、そんな錦市場商店街に着いたのは午前10時前でした。

通りを西の端まで歩いて折り返すと、何か見覚えのあるスイーツの看板が見えました。映えることで人気になった、雲のムースですね。正直言って、錦市場商店街に店舗があることは知りませんでした、イメージと違うので。まだ開店直後で他のお客さんはいません。迷わず入店しました。

後で分かったことですが、この店舗の正式名称は「雲ノ茶×笹屋昌園 錦市場店」です。他の店舗の多くは「雲ノ茶カフェ」ですが、ここでは笹屋昌園の和菓子も売られています。

人気のメニューは雲のムースと、わらび餅。ちょっと迷って雲のムース「抹茶」を選び、雲ノ抹茶ラテを合わせました。注文を終えると、カウンターの奥でお茶を点て始めたのが分かりました。茶釜でお湯を沸かしています。この時点で何か期待してしまいました。

奥の客席で出来上がるのを待つことにしました。
雲のムース「抹茶」と、雲ノ抹茶ラテ
坪庭が見える客席で待っていると、ほどなくして出来上がりました。

まずは雲ノ抹茶ラテ。ラテアート(…ですかね)は雲形で、ちょっとベタだけど可愛いですね。
そのお味は、抹茶の苦味と香りを残しながら、甘く仕上がっています。抹茶の良さを活かしながら、このアレンジはさすがですね。抹茶にちょっと抵抗がある人でも楽しめそうです。

本家ブログ「HiroのCafeめぐり」でちょこっと紹介した抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店さんでも思ったことですが、伝統的な形じゃなくでも、抹茶の裾野が広がることは抹茶好きとして嬉しいです。
続いて雲のムース。選んだのは基本の「抹茶」です。

外は、サックリしていると思いきや、食感ゼロの口溶け。中のムースやあんこもふんわり食感で、まさに雲を食べているよう。こちらも抹茶の良さを活かしながら、甘さは極めて控えめな和のスイーツです。
個人的にはスイーツはフワフワよりもしっとりが好きですが、この日本的で品の良いふわふわ感は好きです。

スタッフさんは爽やかで礼儀正しく、こんなところも錦市場商店街の中では「異色」です。行ったことがる人は、分かりますよねぇ。錦市場っぽさを求めるとちょっと物足りないかもしれませんが、こんなお店があってもいいと思います。私のような日本人はもちろん、最近盛り返しているインバウンド観光客も楽しめるでしょう。
基本情報
京都府京都市中京区錦小路高倉東入中魚屋町501
平日 10:00~17:00
土日祝 0:00~18:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください
(雲ノ茶 KUMONOCHA)
kyoto-nishiki.or.jp/stores/kumonocha
(京都錦市場商店街)

合わせて見たい:Sweets写真館
京都から名古屋に戻り、ちょうどその時期に名鉄百貨店本店で開催されていた全国逸品うまいものまつりに雲ノ茶さんが出店していることを知り、早速買ってきました。
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