広い店内で音楽イベントも行われる素敵なパン屋さんに行ってきました。NEKKO OKAZAKIの、NONOJIさん。美味しそうなパンに誘われて入っただけでしたが、岡崎の自然について学ぶ機会にも恵まれました。
岡崎城下町をブラ歩きしてみた
この日は、以前「明治村カフェめぐり」で紹介した岡崎出身のシンガーソングライター京夏さんが地元岡崎で行ったライブを見に行った後、久々に訪れた岡崎をブラ歩きしていました。春先には花見客で賑わう乙川沿いの道を歩いていると、「遅咲き」と言うには遅すぎる数輪の桜を見つけたりもしました。

徳川家康生誕地の岡崎城近辺で乙川に架かる橋のひとつ、ウッドデッキがある桜城橋を渡って少し歩いて見つけたのは、なんか美味しそうなパンの写真が掲げられたベーカリーカフェでした。

入ってから分かったことですが、ここはNEKKO OKAZAKIという複合施設で、NONOJIさんはその中のひとつの店舗です。手前にはクラフトビール専門店、奥にはレンタルスペースがあります。

前述の京夏さんのライブでは「岡崎はジャズの街」なんて話もしていましたが、岡崎ジャズストリートを控えたこの日は店内で夕刻から始まるジャズライブの準備が始められていました。なかなか面白そうな複合施設ですね。

さて、そろそろ本題に入りましょうか(笑)。可愛いパンたちが並ぶ中から選んだのは、メロンパンとぶどうのデニッシュです。

メロンパン
実はメロンパンはそれほど好物ではない私ですが、この子はたくさんのパンが並ぶ中で存在感のある甘い香りに誘われてしまいました。メロンパンだけでも何種類かありましたが、このプレーンなメロンパンの香りが一番鮮烈でした。

その風味は、とにかく甘い菓子パンが好きだった子供の頃を思い出すけど、外側のザックリ食感と中のふわふわ感のギャップと言い、オトナが楽しめるクオリティです。香りから来る期待に応える味でした。

先に、メロンパンはそれほど好物ではない、と書きましたが、これなら好物になります。
ぶどうのデニッシュ
今回は後から気付くことが多いですねぇ。このぶどうのデニッシュは以前期間限定で販売して、一度販売を終了した後、この日は限定復刻販売していたようです。知らずに選んだのは全くの幸運でした。

奇を衒わずに素直な味のデニッシュ生地だから、言わずと知れたシャインマスカットの甘さが際立ちます。種類の違うぶどうの味を次々に楽しめるのも面白いです。

NONOJIさんのパンをNEKKO OKAZAKIのレンタルスペースでいただいたのは日当たりが良い窓際だったから、ですが、もう一つの理由はそこに合った「額田の米」のディスプレイ。これは次章で紹介します。
基本情報

乙川ふむふむ博物館
今回はホントにブラ歩きの最中に美味しそうなパンの写真につられて入店しただけだったのですが、何かあるぞ、だらけでした。前述のように、日当たりが良いからという理由で座った席の前には「額田の米」の展示がありました。

これは地元の有志団体「ONE RIVER」が主催する「乙川ふむふむ博物館 ~一つの川を舞台にした、つながりの物語展~」という展示のひとつでした。「水・木・石・米」をテーマに、岡崎市内を流れる乙川と人々の暮らしの繋がりを紹介しています。
たまたま居合わせたONE RIVERの事務局長さんから直接お話を伺う機会に恵まれました。例えば、石。岡崎は日本でも有数の石材の産地で、産出される石材で景観も変わり、その石は地域の人たちの生活にも活かされているそうです。

ONE RIVERの皆さんは地元の人達から話を聞き、学び、それを人々に伝える活動をしているとのこと。カフェでお店の方から話を聞き、それをブログで伝えるカフェブロガーの私も見習いたいところです。

今回は推しのアーティスト京夏さんのお陰で、こんな繋がりに恵まれました。これだからライブ鑑賞もカフェめぐりも、やめられません!
ONE RIVER
合わせて見たい:桃色の風
ライブ後の物販ではオカザえもんのポーチを身に付ける岡崎出身のシンガーソングライター京夏さんは、乙川の河川敷で撮影したMVも公開しています。以前明治村カフェめぐりでも紹介していますが、いい機会なのでもう一度紹介します。地元愛、ですよね。
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