パンカラト名古屋 🥐 栄ベーカリーカフェ

栄駅から直結、中日ビルで「終日飲めるパン屋さん」に行ってきました。パンカラト名古屋さん。ブーランジェリーカフェだから、お店で焼いたパンはもちろん、フレンチレストランの系譜を受け継ぐお食事もお酒も愉しめます。

lumiéreリュミエールは大阪のフレンチレストラン。そのグループのブーランジェリーカフェがPain KARATO。その2号店が名古屋初出店のパンカラト名古屋さんです。

今回訪れたのは11月でしたが、栄駅から地下街を抜けて中日ビルの地下1階に着くと、そこはもうクリスマスでした。

向かいには以前姉妹ブログ「HiroのCafeめぐり」で紹介したお茶屋さん、YATAGARASUさんがあり、ここに来るといつもどちらに入るか迷います。

焼きたてのパンを選んでみた

実は以前来店した時に調理したパンをいただいていたので、午前中に訪れたこの日は単品でパンを選ぶことにしました。ワンドリンク制で、棚に並んだパンをトレイに取り、カウンターでドリンクを注文します。

選んだのはパンオショコラと、チョコレートブリオシュ。なぜかチョコレートな日でした。会計を済ませて、先に確保しておいた席に戻ります。空いている時間帯でしたので、お好きな席を、とのこと。この日の席はロビーが良く見える（＝よく見られる）カウンター席を選びました。

自称チョコホリックな私はパンもチョコ系を選ぶことが度々あり、パンオショコラは「パンの写真館」でも登場しています。

さて、パンカラト名古屋さんのパンオショコラ、まず鼻に届くのはチョコの甘い香り。　

だけど、フカフカのデニッシュ生地を噛むと口に広がるのはバターの良い香り。やっぱりパン屋さんですからね、まずパンの完成度があって、そこに個性を与える具材が加わる。もちろん、チョコの量は控え目だけど、その風味には存在感があります。

続いて、同じチョコでもかなり毛色が違うチョコレートブリオッシュ。口に運ぶと、まずふわふわのチョコレートパウダーが上唇に触れる。それだけでも甘美。

さらに噛み進めると、ふっかふかのブリオッシュに、中から濃厚チョコクリーム。ダブルチョコでしたね！

チョコパウダー、ブリオッシュ、チョコクリーム。食感も風味も異なる個性を持った三者が口の中で合わさり、全体的に上品に仕上がっている。ヤラれました。

カウンター席の真正面に見えるのは先述のYATAGARASUさんです。

くつろいでいる間に11時を回り、テーブルの上に置かれたモーニングセット（9:00～11:00）の案内はランチセット（11:00～16:00）の案内に置き換わりました。今回は敢えてワンドリンク制で単品のパンをいただきましたが、セットをいただくのもいいですね。

日を改め再来店し、この日訪れたのはランチでもディナーでもない半端な時間帯。言い換えれば、3時のおやつの時間ですかね。パンカラト名古屋さんにはデザートメニューが3種あり、選んだのはフレンチトーストです。

フレンチトーストってお食事だったりデザートだったり、多芸ですなぁ。

この時間帯は来店者が多い中で辛うじて空いている席があり、案内されたのはテーブル席でした。特徴的な奥の壁がよく見えます。

ワンドリンク制のパンと違い、定番メニューを注文するにはテーブルに置かれたQRコードを読んでモバイルからオーダーします。

フレンチトーストは焼き上がりに時間がかかります、とのことでしたが、来店者数を考えればむしろ早いくらいの時間に運ばれてきました。

そのフレンチトースト、テーブルに置かれるとバターがフワッと香りました。

外観から想像できていましたが、切ってみると実際中まで染み染み。ふわっふわの生地をフォークとナイフで丁寧に切り分けて口に運ぶと、期待通りにシミ染みフワフワで甘い風味のの王道フレンチトースト。この、決してしついこくない甘さ、デザートメニューに載るに相応しいですね。

強いて言えば、生クリームはもうちょっと濃厚な方が好みかな。ちょっとシャバシャバした感じでした。

王道フレンチトーストも楽しんだし、そろそろ帰ろうか、と思っていたら「ハッピーアワーはじまりました」の声。16:00から19:00はワインなどのお酒がお得にいただけるようです。

じゃぁ、せっかくだからワインでもいただきますかね。ここは地下ですが、外はまだ明るいでしょう。明るいうちから飲むのって、いいですよね。デザートの後でお酒とか、細かいことは気にしない（余談ですが「ワカチコ」の語源は「若さ・力・根性」だそうです）。

ハッピーアワーにいただけるドリンクメニューと、この時間に選べるフードメニューを見比べて、選んだのは赤ワインとクロワッサンサンドです。

まずはハウスワインの赤。ボディがあって程良い渋味もある、好みのタイプです。しばらくすると運ばれてきました、クロワッサンサンド。

はい、これが正式名称のようです。上述のようにモバイルオーダーですから、言えなくても大丈夫ですよ。

テーブルに置かれて、まず鼻腔に届いたのは黒コショウの香り。正式名称は伊達じゃない。

卵が載った状態でガブッとかじるのはちょっと難しそうですからね、ナイフとフォークで切り分けました。中から現れたのはたっぷりのポテトサラダ。外からも見えていましたが、想像以上にたっぷりです。

クロワッサンに、ハムとサラダと卵って、朝食メニューぢゃん！でも、それをワインと合わせて抱くのは、背徳感ではなく贅沢感。スパイシーさもあって、赤ワインとの相性もいい。

具材のインパクトが大きいですが、クロワッサンはそのサックリした食感も、バターの香りも、さすがパン屋さんのクロワッサンですね。それだけ食べても美味しそうな王道クロワッサンは、具材たっぷりのサンドイッチでも主役感があります。

今度来るときは、パン意外のお食事やデザートも楽しんでみようかな。パスタに、紅茶ケーキやプリンもありますので。

愛知県名古屋市中区栄4-1-1 中日ビルB1

9:00～21:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

(中日ビル)

(lumiére)