和と洋を備え、ロケ地にも使われる趣ある庭園でお抹茶をいただきました。三重、桑名の六華苑。季節の庭を眺め、日常を忘れられる場所です。

桑名、六華苑に行ってきた

桑名と言えば、大河ドラマの登場人物として注目を集めた本多忠勝の居城となった桑名城があった土地として覚えた人もいるでしょう。私もその一人です。その桑名城跡がある九華公園と並ぶ桑名で随一の観光名所、六華苑に行ってきました。

六華苑には和風建築や蔵、庭園などがありますが、中でもシンボル的な存在と言えば洋館です。

その中でも特に洋館は、鹿鳴館やニコライ堂などを手がけ「日本近代建築の父」とも呼ばれたイギリス人建築家 ジョサイア・コンドルが設計し、我が国の住宅建築史上からも注目される存在です。

出典:六華苑ウェブサイト「六華苑について」(https://www.rokkaen.com/what/)
六華苑の洋館
芝生広場に面した洋館の向かって左側には和風建築が隣接しています。これは六華苑ならではの光景でしょう。

これがかつては実業家の個人宅だったのいうのですから、驚きです。以前紹介した「数寄屋 de Café」がある爲三郎記念館を思い出します。六華苑の歴史については公式ウェブサイトをご参照ください。

訳あって時差投稿になりましたが、桑名を訪れたのは12月上旬、まだ紅葉を楽しめる季節でした。かつてここに居住していた人たちもきっと紅葉を楽しんだのでしょう。

六華苑庭園内の紅葉
上の写真の芝生広場の反対側には日本庭園があります。四季折々の風景を見せる六華苑で、訪れたのはちょうど紅葉がきれいな時期でした。

この庭園や、番蔵棟、離れ屋などを見学した後、内玄関棟でお抹茶をいただくことにしました。

呈茶

土産物売り場などもある内玄関棟で、上の写真の庭園に面した側にお茶席があります。入口にある受付で注文して、席に着きます。

六華苑のお茶席
お茶席のテーブルはすべて庭園に面していて、大きな窓から季節の風景を眺めることができます。

「自分で点てられるお抹茶セット」にも興味がありましたが、選んだのは基本のお抹茶セット。しばらくするとお盆に載せられたお抹茶と和菓子が運ばれてきました。

六華苑のお茶席から庭園を見る
この日は晴れたり曇ったりを繰り返していましたが、このタイミングで晴天に恵まれました。

季節の和菓子で口の中を甘くして、お抹茶をいただきます。なにかと忙しい日々を過ごしてしまっていますが、こんな時は季節を感じながらほっこりしたいです。

六華苑のお抹茶セット
和菓子は花乃舎謹製。花乃舎は同じ桑名市内、九華公園近くにある老舗の和菓子屋さんです。

余談ですが、この日は以前「明治村カフェめぐり」でも紹介したシンガーソングライター、京夏さんのライブを見るために桑名を訪れました。桑名観光もいいですね。お陰様で、こんなのんびりした時間を過ごすことができました。

六華苑のお茶席に飾られた折り鶴
お茶席のテーブルには折り鶴が飾られています。「桑名の千羽鶴」はこの土地の名物だそうで、六華苑の土産物としても販売されています。

上述の花乃舎には喫茶室もあるようですし、今度また桑名に来る機会があれば他の名所やカフェなど、いろいろ巡ってみたいです。

基本情報

三重県桑名市大字桑名663-5

9:00~17:00 月曜休苑
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

ウェブサイトの営業案内でご確認ください

六華苑

合わせて見たい

Instagramから

先述のようにこの記事は諸事情により時差投稿になってしまいましたが、六華苑訪問直後にはインスタグラムに写真を投稿していました。ここにはない写真もありますので、興味があれば見てみてください。

六華苑、インスタグラムから

初めての桑名観光で訪れた、六華苑。前回の投稿にもあったのですが、苔の上に自然に落ちたもみじって、はかなくて綺麗。ライトアップされた派手ハデの紅葉より、侘びがあって良き。

Sweetsカフェめぐりから

前述のように呈茶で出される和菓子は花乃舎謹製。その花乃舎さんを姉妹ブログ「SweetsオトコのCafeめぐり」で和カフェとして紹介しています。

花乃舎

花乃舎

地元の呈茶にもお茶菓子を提供する老舗の和菓子店。喫茶室で和菓子とお茶をいただけます。季節の移ろいを愛でる日本人の心に、地元愛も感じられます。

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