とよたまちおとフェスの会場で見つけたキッチンカー、巧Coffeeさんに教えてもらったもう一つのコーヒー屋さんに行ってきました。Shape Hat Coffee & Roastさん。こんな場所で期待していなかった、COE、Cup of Excellenceのコーヒーをいただけるキッチンカーです。
とよたまちおとフェスに行ってきた
とよたまちおとフェスは、先述のように豊田の町が音楽で満たされるイベント。豊田市駅・新豊田駅の周辺5か所の会場で69組のアーティストが出演する中、新とよパークの会場で見つけたのが巧Coffeeさんです。その巧Coffeeさんに教えていただいたのが、同じ会場で営業するShape Hat Coffee & Roastさん。

どんなコーヒーをいただけるのかな、と思いながら近づくと、その看板に見つけてしまいました。「Cup of Excellence」の文字を。
フェス会場で見つけたCOE
Cup of Excellenceについては以前「浅煎りのエチオピアを淹れてみた – メッシュフィルター vs セラミックフィルター」や「中煎りのエチオピアを淹れてみた – 新旧カリタ淹れ比べ」でも少し触れていますので、興味があれば見てみてください。

Cup of Excellenceはコーヒー生産国で催される品評会の中でも信頼性が高いとされています。そこで選ばれた豆は通常高い値段が付けられ、流通も限られることが多いです。それをこのような会場で見つけるとは、予想外でした。
コーヒー好きには通常「COE」と略されることが多いので、「COEのコーヒーが飲めるんですか?」と声をかけると、マスターにニヤッとされました。それだけで通じてしまいます。

コーヒー専門店ですから、当然注文を聞いてから1杯分の豆を挽きます。挽いた時点で鮮烈な香りがフワーッと漂ってきました。もう、これだけで期待が高まります。

さて、そのお味は。鮮明な酸味が前面に出てくるのですが、その酸味が複雑なんです。レモンみたいな柑橘系のようで、チェリーのようでもある。いろんな「フルーティーさ」が合わさったような、上品な複雑さ。さすが、COE。
その後しばらく、マスターとCEO談義をしてしまいました。GLITCH COFFEEさんや、SOYOGO COFFEEさんでもそうでしたが、COEに魅せられたコーヒー好きが話し始めると、止まらなくなります。

さらにマスターとの会話はコーヒーの産地にまで及びました。近頃コーヒー生産国として注目を集め始めたタイなど、東南アジアの国を実際に訪れるとのことです。
タイと言えば、かつては隣接するミャンマー、ラオスと並びケシの栽培がさかんに行われ「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれた地域です。やがてプミポン国王の尽力により栽培する作物はケシからコーヒーに替わったそうです。今では日本でもこれらの国で収穫されたコーヒーが少しずつ流通するようになりました。
こんな話をこのようなイベント会場でするとは思ってもいませんでした。

ライブを見に訪れた場所で、コーヒーと真摯に向き合う人と出会い、そこからまたコーヒーの繋がりが生まれる。音楽とコーヒーは人を繋げるのですね。
またどこかのイベントでお会いできることを楽しみにしています。
基本情報
Shape Hat Coffeeさんは多治見を拠点に焙煎業を営む傍ら、キッチンカーで営業しています。出店情報はInstagramで発信しています。

特別出演:西村加奈
前述のようにマスターと話し込んでいるうちにお目当てのアーティストのステージが始まってしまったのですが、そのアーティストが西村加奈さんです。歌声はちゃんと届いていましたよ。
実は西村加奈さんは「Japan Coffee Festival 2019 in 神戸」以来、このブログには4年ぶり2度目の登場となります。

セロトニン系シンガーソングライターの西村加奈さんは関西を中心に、ここ愛知や、関東でも活動しています。そんな加奈さんの緩急自在の2曲を紹介します。
Soulを撃ちぬけ
代表曲の1つ。ライブでこの曲を歌うと必ず盛り上がります。
月下美人 short ver.
こちらはショートバージョンですが、いつもと違う加奈さんが見れます。本編を見る機会があれば、加奈さんの変化に注目してください。
コメントを残す