名古屋テレビ塔の麓で始まり、今では定番の大規模イベントになったSOCIAL TOWER MARKET。過去にはこのカフェめぐりブログや姉妹ブログの「SweeysオトコのCafeめぐり」で紹介したこのイベントを、今回はハイブリッドでお届けします。
初夏のオアシス21に行ってきた
上着はいらないけど、半袖じゃまだ肌寒いかな、なんて、学校だったら衣替えの日を挟む週末。一日目は雨も降りましたが、どうにか天候も回復した二日目に恒例のイベントに行ってきました。

雑貨屋さんやクリエイターさんのお店が並ぶ中、カフェブロガー目線で見つけたコーヒーとスイーツのお店を紹介します。今回も嬉しい再会と新しい出会いがありました。
イベント基本情報
愛知県名古屋市東区東桜1-11-1 オアシス21
2025年5月31日 (土) ~ 6月1日 (日)
11:00~16:30
(SOCIAL TOWER MARKET)
(OASIS 21)

huu
まず訪れたのは、このブログでもすっかり常連になった珈琲と和菓子のキッチンカー、huuさん。実はこの時点で、このイベントを紹介するのはこのコーヒーブログか、姉妹のスイーツブログか決めかねていましたが、huuさんならどちらでも紹介できますから(笑)。
新作の和菓子は「糖蜜きなこ大福」、合わせたのはカフェラテです。

huuさんが扱うコーヒー豆は懇意にしている焙煎士さんに依頼し、ハンドドリップでもエスプレッソマシンでも美味しく淹れられ、和菓子にも合うように焙煎していただいているそうです。さすが、よく考えられています。

キッチンカーに積まれたのは小さなエスプレッソマシンですが、もちろん、味はしっかり出ています。カフェラテに大事なミルクも濃厚で、イベントでいただける期待値を上回る、コーヒー好きがうなずくカフェラテに仕上がっています。
そしてお伴は、糖蜜きなこ大福。

huuさんの和菓子と言えば、洋の風味を加えながらそれを前面に出さず、でもそれがあってこそ出来上がる、絶妙な和洋折衷が特徴。今回使った糖蜜は、グレープの果汁を発酵させて作ったとのこと。その糖蜜が、きな粉が香る大福に上品な甘さを加えて、個性的なな風味に仕上がっています。
そしてこれが、カフェラテに合う。
この糖蜜きなこ大福はSweetsオトコのCafeめぐりで紹介しています。
基本情報:huu
「huu わたしのわがし」さんは車1台で営業し、イベントなどに出店しています。詳しくはInstagramで発信しています。

Sweets写真館から
この時いただいた糖蜜きなこ大福は姉妹ブログ「SweetsオトコのCafeめぐり」のSweets写真館で紹介しています。
合わせて見たい
前述のように「珈琲と和菓子」のhuuさんはこのカフェブログと、姉妹ブログのスイーツブログの両方で紹介しています。
huu @東別院音食Market
huu @ 揚輝荘マルシェ
こちらは姉妹ブログ「SweetsオトコのCafeめぐり」からの紹介です。
huu @ 揚輝荘マルシェ

「珈琲と和菓子」を掲げたキッチンカーでハンドドリップコーヒーとオリジナルの和菓子のペアリングを楽しませてくれるお店。
I am I
「珈琲と和菓子」のお店の次に訪れたのは「珈琲と焼き菓子」のお店。狙ったわけではありませんが、鼻が効くままに歩くとこうなります。
キッチンカーの後方に置かれたテーブルの上には各種焼き菓子が並んでいて、まずここで注文します。ハンドドリップコーヒーを選ぶことに迷いはありませんでしたが、これだけ焼き菓子が並ぶと、どれを合わせるか悩みますね。コーヒーの相棒としてお薦めを聞いて、選んでいただいたのはガレットナンテです。

メニューには「ハンドドリップコーヒー」とだけありますが、どんなものか聞くと、ブラジルとグァテマラの中煎りブレンドとのこと。忙しそうではありましたが、岐阜でカフェを営む傍らキッチンカーでも営業することなど話していただけました。

さて、そのお味は。中煎りらしく苦味が前面に出るけど、スッキリしてくどくない。香りも良く、バランスがいいです。
これがもちろん、程良い甘さのガレットナンテに合います。期待を裏切らないサックリ食感もいいですね。

しかも、その甘味の中に塩味がある。お店に戻って尋ねると、フランス産の岩塩を使っているそうです(よく見たら原材料にもちゃんとそう書いてありました)。
このガレットナンテはSweets写真館でも紹介しています。
基本情報:I am I
岐阜県羽島市福寿町間島5-63
9:00~16:30 月~金
9:00~17:30 土・祝
最新情報はお店のインスタでご確認ください

Sweets写真館から
ここで買ったガレットナンテを自宅で撮影した写真は「SweetsオトコのCafeめぐり」のSweets写真館で紹介しています。
Instagramから
インスタグラムではちょっと違う写真も載せています。
かなり時差投稿になってしまいましたが、SOCIAL TOWER MARKETの戦利品第五弾は珈琲と焼き菓子のお店、I am Iさんのガレットナンテ。まずハンドドリップコーヒーを注文して、それに合うスイーツをお勧めしていただきました。
tempt
次に訪れたのは、看板に「自家焙煎」の字が躍るtemptさん。なんと大阪からの出陣です。
尚、temptは動詞(他動詞)で、その名詞形はtemptation -テンプテーション- 「誘惑」ですね。コーヒーの香りに誘惑されます。

上の写真のエクアドルの値段を見てください。精製方法は「Anaerobic washed」で、1杯1,100円、豆の状態で買えば100gで2,800円です。高いと思いますか? そもそもウォッシュドはコーヒーチェリーの果肉を水洗で除去して乾燥させたもの、アナエロビックはコーヒーチェリーを嫌気性菌で発酵させたもの。ん?
どんな豆か聞いてみました。これは、コーヒーチェリーから剥がした果肉でジュースを作り嫌気性菌を加え、そこに水洗したコーヒー豆を漬けて発酵させたとのこと。手間がかかっていますね。いただくことにしました。

この時間帯は風が強かったのですが、それでも、フタをしたカップから溢れる香りがフワッと届きます。
そのお味は。グレープフルーツのようなフルーティーさがあるけど、それだけじゃない、スッキリしてるけど複雑な風味。コーヒーらしい力強さがあるけど、それは苦味じゃない、アナエロの個性的な風味。
納得の味です。

鮮度が良い豆で淹れたコーヒーは、冷めても美味しいんですよね。温度が下がると風味が変わる、「カップの中で起こる味変」を楽しめます。ゆっくりいただいていると温度が下がり、最後はレモンのような爽やかさになりました。
基本情報:tempt

hikure.
最後に訪れたのは、前回のSOCIAL CASTLE MARKET以来二度目の来店となる、hikure.さん。特徴的な、手描き感満載の木の看板ですぐ分かりました。
「めっちゃ美味しいコーヒーを飲んだ」という記憶がありましたが、その時の記事を読み返すと、いただいたのはCOE(Cup of Excellence)を受賞したペルー産のゲイシャでした。
そして今回もありました、COEの豆が。品種は同じゲイシャですが、産地はブラジルです。

さて、そのお味は。風味はすごく軽やかなのに、その軽さの中に複雑な味がある。苦味は極めてまろやかで、後味の香りがなんともフルーティーです。このブログで度々使うフレーズですが、コーヒーを苦い飲み物だと思っている人に飲んでほしい。

全体的に軽やかなのに、味がしっかりしてる。COEのステッカーは伊達じゃないですな。尚、こちらは1杯1,200円。高いですか? クオリティと、それを支える手間を考えれば適正価格。あるいは、実情を知っていれば「安い」と考える人もいるでしょう。
hikure.さんは焼き菓子も売っています。お供に勧めていただいたのはココナッツクッキー。

ショートブレッドを彷彿とさせるサクサクの舌触りに、味も軽やか。これが軽やかな味わいの中煎りのゲイシャに、合いますねぇ。フルーティーなコーヒーにフルーツ系のスイーツはテッパンのペアリングですが、軽やかな風味のコーヒーに軽やかなクッキーの組み合わせも、いいですね。
基本情報:hikure.

Sweets写真館から
前述のようにこのイベントをここで紹介するか、姉妹ブログのスイーツブログで紹介するか、迷いました。が、どちらか一方にしなくてもいいですよね。このイベントで買ってきたスイーツを自宅で撮った写真はSweets写真館で紹介しています。
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