推しのアーティストさんが出演するライブの会場は、駅前の小さなカフェ。中京競馬場前駅から徒歩数十秒の、m.cafeさん。普段は地元の人たちが集まる昭和感あるお店で、昭和のスイーツもいただきました。
ライブの前にスイーツを
今回のお目当ては以前「デンパーク スイーツめぐり」でも紹介した、岡崎出身のシンガーソングライター京夏さんのライブです。が、せっかくなのでライブの前に来店してスイーツをいただくことにしました。
競馬場前という土地柄、禁煙になっていなかったら嫌だな、と心配しながらお店に入りましたが、テーブルの上に灰皿はなく安心しました。

先客はご年配のグループでしたが、しばらくすると同じくらいの世代の方たちが挨拶しながら入って来ました。どうやら地元の人たちが社交場として利用する「街の喫茶店」みたいな場所のようですね。
ライブ会場とは言え、最近本家ブログ「HiroのCafeめぐり」で紹介したヤマハミュージックさんの名古屋店とは違う、随分アットホームな雰囲気です。

スイーツは何種類かありましたが、この雰囲気ですからね、選んだのは「昔ながらの昭和プリン」です。プリンと言えば以前オドリバeatさんの「固め苦めプリン」を紹介しましたが、こちらの昭和プリンはどんな感じでしょうか。
昔ながらの昭和プリン
運ばれてきたのは、アイスクリームが載ったシンプルなプリン。器にも昭和な雰囲気があって、期待を裏切りません。

スプーンを刺すと、抵抗がある。濃厚ですね。口に入れても「歯応え」を感じるほど、でも舌触りにはなめらかさがあります。
甘さは程良く控えめで、カラメルのほろ苦さもいい感じ。

そんなプリンを楽しんでいると、気さくに声をかけてくださった女性は音楽の先生でした。そう、ここm.cafeさんでは音楽教室も開いています。ピアノの他にも、ドラムやウクレレなど、いろんな楽器を演奏されるそうです。ドラムと言えば、この後紹介するパーカッショニストのかとうめいさんとは同じ師匠に習った門下生だそうです。音楽にもいろんな縁がありますね。
フォンダンショコラ
ライブまで少し時間があったので隣駅の有松まで足を延ばして観光して、開場時間に戻るとお店はライブ会場仕様に変わっていました。音楽の先生と「お久しぶりです」なんて冗談を交わして席に着き、開演前にいただく料理とドリンクを注文しますが、やはりスイーツに目がいってしまいます。
選んだのはフォンダンショコラ。

温かいフカフカの生地を噛むとカカオの香りが口に広がり、その中から控えめにトロっと出てくるチョコクリーム。チョコ好きにはたまらんですな。
アイスクリームは温かいフォンダンショコラとは別添えで出てきます。

アイスクリームの下にはサクサクのクッキーが添えられていて、食感のギャップを楽しめます。これだけで食べても、口の中で温かいフォンダンショコラと合わせても良し。
この後に続くライブは次章で紹介します。
基本情報
名古屋市緑区大将ケ根2-1250 コモドビル1F
11:00~20:00 月曜定休
最新情報はお店のインスタでご確認ください

“stairs” Spring Cafe Concert
私が推しているシンガーソングライターの京夏さんは音楽活動の幅が広く、先に触れたヤマハミュージックさんの名古屋店ではピアノ&ボーカルを務め、パーカッションとサックスと共演という珍しい編成のライブを披露していました。今回は、お察しの通りパーカッションと、なんとフルートと共演です。

ユニット名の「stairs」は、メンバーの3人の歳が一つずつ離れていて、階段みたいだからとのこと。京夏さんとかとうめいさんの仲はヤマハミュージックさんの名古屋店を紹介した時の通りですが、私は今回初めてお会いしたフルートの犬塚さんとの息もぴったりでした。

京夏 – Piano, Vocal
昨年から母校で常勤の音楽教師としてのキャリアを始め、シンガーソングライターとしては「活動休止」している京夏さん。それでも時々今回のようなイベントライブで元気と癒しを届けてくれています。

今回は、ユニット編成でありながらオリジナル曲も披露してくれて、やっぱコレ! って思いました。気持ちが届くんですよね。もちろん新旧合わせたカバー曲も楽しみました。
本人も申しておりましたが、教師としての音楽活動も好きだけど、やはりお客さんの前で直接音楽を届けるのは違うとのこと。最前列で見ていた私は音楽とアイコンタクトで気持ちを通じ合わせるという、ライブならではの喜びを堪能しました。
かとうめい – Percussion
京夏さんの名サポートしてはもちろん、他にもたくさんのシンガーソングライターさんのサポートや音楽イベントの企画としても名を馳せているかとうめいさん。

いつも、パーカッションって色んな音が出てくるな、って思っていました。本当に一人で演奏してるの? くらいに。今回は目の前の席でしたので、正に一挙手一投足を見ながらそれぞれ音の正体(?)を確かめてしまいました。技術的にも凄いんですね。
今回は名コンビの京夏さんのオリジナル曲でも初めて伴奏するというバラード曲もあり、レアなライブを楽しませてくれました。
犬塚進 – Flute
POPな曲とフルートの組み合わせって意外でしょ、とのことでしたが、私には川本真琴さんの「LOVE & LUNA」のイメージがあったので(分かる人いるかな??)むしろ期待していました。

実際期待以上で、聞き慣れた京夏さんのPOPなオリジナル曲にも何の違和感もなく溶け込んでいました。
ちなみに、繊細な音を出すにも関わらず(あるいはフライヤーのアー写のクールさにも関わらず)演奏中の体の動かし方が非常にアグレッシブで、何枚か撮った写真はほとんどブレていました。上の写真は貴重な一枚です。
圧巻だったのはアンコール。そのために練習した曲はなく、その場でどの曲をどう演奏するか話し合っていました。3人とも心配な様子でしたが、始まればまるで念入りに練習したかのような完成度。3人の相性、恐るべし。

5月にはまた同じ編成でライブをする予定だそうで、今から楽しみです。
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