名古屋城正門前のおもてなし処、蓬左 <hōsa> に行ってきました。今回紹介するのは、そのルーツが尾張徳川家の御用菓子司にあるという菓匠 花桔梗さんと、熱田・宮宿で創業した「和む菓子」なか又さんの和スイーツです。

名古屋城の門前に行ってきた

名古屋城に隣接する食事処といえば、2つの金シャチ横丁ですよね。名古屋めしを中心に個性的な店が並び、いつも賑わっています。

金シャチ横丁 義直ゾーン
こちらは以前正月の朝に訪れた正門前の金シャチ横丁「義直ゾーン」。この後すぐに来訪者で賑やかになりました。

今回紹介するのは、その義直ゾーンから歩いて数分の距離の能楽堂にある「食楽堂」こと、蓬左 hōsa です。手前は和のフードホール「hōsa」、奥には個室会席「蓬左亭」があります。フードコートでは「和む菓子」のなか又さんと菓匠 花桔梗さんの甘味や、仕出し料理の八百彦さんのお食事を楽しめます。

入店するとすぐに接客係の老紳士が案内してくださいます。

蓬左<hōsa>の和スイーツ
ショーケースに並んだ和スイーツ。花桔梗さんの和菓子と、なか又さんの「わぬき」やどら焼き。

ショーケースに並んだ和スイーツたちは見ているだけでも楽しくて、実際しばらく眺めてしまいましたが、迷った末に季節の生菓子、きんとんをいただくことにしました。ドリンクにはコーヒーなどもありますが、やはりここでは「お薄」(抹茶)をいただきます。

和のフードホール「hōsa」の店内
フードコートではなく「フードホール」と言うだけあり、その内装には高級感があります。

ビジュアルもさることながら、そのお味は、なんとも日本的な食感と上品な甘さが良いですね。砂糖が高級品だった時代に甘いものを求めた人々の心にも思いを馳せていただきました。

蓬左 hōsa にて、季節の生菓子 きんとん
和菓子のクオリティも流石ですが、小物も見逃せません。打ち出し加工のような仕上げで黒文字風のフォークにも目がいってしまいます。

他にも人気メニューには「和アフタヌーンティーセット」があります。この時も、名古屋城をモチーフにしたスタンドに並べられた和スイーツがカートに載せられ奥の女性客のテーブルに次々と運ばれ、店内の注目を集めていました。

客層は女性客のグループの他にも家族連れや、私のような男性客、また外国人観光客らしき人たちと、幅広いです。いろいろなシチュエーションで利用できそうですね。

蓬左<hōsa>入口のディスプレイ
入口のディスプレイには商品の他、茶器や和菓子を作る道具が展示されています。帰り際に見入ってしまいました。

帰りに小豆とこしあんのケーキと、一番人気のバターどら焼きをテイクアウトしました。「おうち和カフェ」の様子は次章で紹介します。

基本情報

愛知県名古屋市中区三の丸1-1-1 名古屋能楽堂 1F

10:00~17:00(フードホール hōsa
最新情報、及びその他のサービスの営業時間はお店のウェブサイトでご確認ください。

hosa.nagoya

hanakikyo.com (菓匠 花桔梗)

nkmt.jp (なか又)

食楽堂「蓬左<hōsa>」

おうち和カフェしてみた

賞味期限が1日という和スイーツをテイクアウトして、早速「おうち和カフェ」してみました。まずは一番人気の「金鯱バターどら焼き」から。

蓬左 hōsa の金鯱バターどら焼き
尾張名古屋は城でもつ。金のシャチホコはそんな名古屋のシンボルです。

生地自体の香りが良く、歯応えも調度いい感じ。これが程良い甘さのあんこと柔らかい口溶けのバターを包み、庶民の味どら焼きが新しい感覚の和菓子に仕上がっています。

蓬左 hōsa の金鯱バターどら焼き
なか又のどら焼きはあんこを生地で柏餅のように包みます。2枚の生地で挟んだものは「わぬき」と呼ばれています。

名古屋の人が好きな食べ物にいつも挙がるのが、小倉トーストとあんバターサンド。これはそのどら焼き版。それがこのクオリティですから、一番人気も納得です。

お次は小豆とこしあんのケーキ。

蓬左 hōsa の小豆とこしあんのケーキ
映えるスイーツがもてはやされる昨今、私は素朴な「お菓子」が今でも好きです。

これ、パウンドケーキが、ちゃんと和菓子になっています。和の味に、洋の香り。ふっくらした小豆の食感もいい感じです。

どら焼きも、このケーキも、おうちでは敢えてコーヒーと一緒にいただきました。和洋折衷の和菓子はもちろんコーヒーにも合います。コーヒーは和の器でいただきました。

蓬左 hōsa の小豆とこしあんのケーキ、コーヒーと一緒に
今回ひょっこり登場したのはワイングラスで育てているペペロニアジェミニ。「古株」を植え替える時にポロポロと落ちてしまった枝を挿し戻したところ、今ではすっかり成長しました。

実はこのコーヒー、帰りにコーヒー豆専門店に寄って「和菓子に合うコーヒー」として選んでもらったものです。実際、中深煎りのスッキリした苦みとほのかな甘みが、和菓子に合います。

  • Costa Rica, Santa Teresa 2000
  • Costa Rica, Santa Teresa 2000

このコーヒー豆専門店「Cupping Room @caffe bontain」は本家ブログ「HiroのCafeめぐり」で紹介しています。興味があれば覗いてみてください。

これからもスイーツの魅力をコーヒーと合わせて紹介していきます。

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