名古屋の新名所として話題になったTSURUMA GARDENのお気に入りのカフェに行ってきました。Tripot cafe the PARK Tsurumaiさん。小麦ブランを使ったワッフルはもちろん、ここではスイーツに注目します。

鶴舞公園に行ってきた。

鶴舞公園と言えば以前紹介した古民家カフェnunc nusqさんがあり、同じTSURUMA GARDENの別のエリア、area 1にはSweets写真館で紹介したブルーベリーとラズベリー7種のフルーツタルトを提供する「宝石のようなフルーツタルト」tartotteさんがあります。

鶴舞公園内のTSURUMA GARDEN area 2
正門から入り噴水塔を通り過ぎると、踊り子像の向こうにTSURUMAI GARDEN area2が見えてきます。

このTripot Cafeさんのお食事とスイーツを堪能すべく、朝・昼・晩の3回に分けて紹介します。以下、それぞれの食事時間は執筆当時(23年9月)のものです。

基本情報

愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-1-21 公園内 ツルマガーデン area2

平日 9:00~21:00、土日祝 7:00~21:00
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

tsurumagarden.com/shop/ (TSURUMA GARDEN)

Tripot cafe the PARK Tsurumai

ブランチに来てみた

土日祝は7:00から、平日は9:00から、それぞれ11:00まではモーニングブランチタイムです。私事ですが、今住んでいる場所から鶴舞公園までは電車で1駅。週末の朝を優雅に始めたい時は無理なく来れます。鶴舞にはJRも地下鉄も接続しているので、出かける前の朝食にもいいでしょう。

追記:冬季(11/1〜2/29)の営業時間は11:00からになります。最新情報はお店のインスタグラムでご確認ください。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのエントランス
正面の入口から入って目に入るのはカウンターの上の植物と、大型のエスプレッソマシン。

この日訪れたのは朝の9時過ぎ、少し遅い週末の朝食くらいの時間でしょうか。すでに公園内には散策する人やジョギングする人もいて、芝生の上で運動する人もいました。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiの店内から見たテラス席
窓の外にはテラス席とその向こうの緑が見え、まだ高くない陽が射しています。

スイーツ馬鹿の私ですから、朝食にもデザートを付けてしまいます。

Savory Waffle – セイボリー ワッフル

まずお食事に選んだのは、スモークチキンが載ったワッフルとポーチドエッグのサラダプレート、セイボリーワッフルです。やはり、ワッフルが看板メニューですから。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiの店内と、セイボリーワッフル スモークチキン
この時間はまだ店内も空いていました。後で紹介するディナータイムとの雰囲気の違いも注目です。

シャキシャキサラダにさっぱり爽やかなドレッシングはランチとも共通ですが、これは週末の朝(…平日ももちろんですが)を始めるのにいいですね。ワッフルはサラダの水分を吸って少ししっとりしていますが、食感の違いを楽しむも良し。

ポーチドエッグも朝食の顔、ですよね。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのセイボリーワッフルに載せられたポーチドエッグ
ぷるんプルンのポーチドエッグを割ると黄身が流れ出て、もぉ

ポーチドエッグから流れ出る黄身フェチの方は(…そんな人いるのか?)は本家ブログ「HiroのCafeめぐり」のESPRESSO D WORKS 名古屋も見てみてください。

続いてメインディッシュ… じゃなくてデザートのアフォガート。

Affogato – アフォガート

このお店に以前来た時はカフェラテをいただき、その味は知っていました。あのエスプレッソマシンで淹れたエスプレッソで作ったカフェラテを。イタリアLa Marzocc製の本格的エスプレッソマシンです。

そのエスプレッソを添えたアフォガートです。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのアフォガートが提供された状態
ミルクジェラートとエスプレッソ、それともちろん、ワッフルも。味変の岩塩とハーブも添えられています。

そのお味は。ミルクジェラートの甘さと、エスプレッソの「苦味」の組み合わせが、絶妙ですね。この組み合わせの中で、エスプレッソの「香り」が負けていません。流石です。

これは朝のデザートとしてアリですね。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのアフォガート、ミルクジェラートにエスプレッソをかける
これは、朝だから撮れた写真。アフォガートに、まだ高くない陽が射しています。朝のデザート。

岩塩の味変も、ジェラートの甘味を引き立たせます。そういえば以前、バニラアイスに少し醤油を垂らすことが話題になりましたね、甘さを増すと。それの進化系でしょうか。

ドリンクはカフェラテを選びました。あのエスプレッソマシンで淹れたエスプレッソを使ったものです。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのカフェラテ
毎回違うラテアートも、ガラスのカップから見えるキレイな層を見るのも楽しみです。

添えられたブラウンシュガーを溶かしてもいいですし、上層のミルクでまろやかになった味をそのまま楽しむのもおススメです。

メインディッシュもデザートも、堪能しました。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiの店内
後述のディナーで活躍するオイルランプは、昼間もいい雰囲気を醸しています。

しばらくするとテラス席では犬を連れたお客さんが食事を始めました。こんな楽しみ方ができるのも、このカフェのいい所ですね、

ランチに来てみた

11:00から15:00まではランチタイムです。週末は時間帯により結構混み合うことがあります。下の写真はタイミングを計って撮りましたが、この時間帯は散策する人もかなり多くなります。

鶴舞公園、奏楽堂から見たTripot cafe the PARK Tsurumai
噴水塔と並ぶ鶴舞公園のシンボル的存在、奏楽堂から見たTSURUMA GARDEN area2、ほとんど木に隠れていますが。

TSURUMA GARDENは開業前から話題になり、Tripot cafeもオープン当時は来客がすごいことになっていました。今は少し落ち着いたようですが、静かな環境をお望みであれば時間をずらした方がいいかもしれません。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiの店内
この時はブランチタイムと違い、フロア中ほどの席に案内されました。窓から公園の緑を見ることはできませんが、店内も植物多めで癒されます。

ランチメニューにはパスタなど各種ありますが、せっかくなのでワッフルプレートを選びました。ランチにも当然デザートを付けます。

いちじくとアボカドグリルのベシャルメソースワッフルプレート

ちょっと長い名前ですが、メニューには料理名の前に番号が書いてあります。「1番」と注文しても通じますので、ご安心を。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのいちじくとアボカドグリルのベシャルメソースワッフルプレート
左側のワッフルはカルボナーラ風、右側はグラタン風です。

まずはカルボナーラ風のワッフル。執筆順は前後しますが、実はこの後紹介するディナーメニューのカルボナーラをしばらく前にいただいていました。ここで味の記憶が蘇ったのですが、ワッフルに載ったベーコンはディナーメニューのベーコンと同じものでした。このベーコンは後でもう少し話します。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのいちじくとアボカドグリルのベシャルメソースワッフルプレート
ここにもプルプルのポーチドエッグ。ナイフで割ると黄身が流れ出し、同時にチーズの香りもフワッと立ちました。

カルボナーラ「風」のワッフルですが、その味、ベーコンの香りや食感も、本格的なカルボナーラそのものです。

続いてグラタン風のワッフル。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのいちじくとアボカドグリルのベシャルメソースワッフルプレート
チーズの上には、メーニュー名に冠するいちじくとアボカド。この組み合わせも合うんです。

こちらもチーズの香りがいいですね。口に運ぶとスパイシーな香りもしました。これらの味と香りを、ワッフルがしっかり受け止めます。

カルボナーラ風も、グラタン風も、ワッフルにはソースの味が染みて、それでも外側はサクサク。味も食感も楽しみました。続いてデザートです。

Gateau chocolat – ガトーショコラ

あのガトーショコラです。合わせるドリンクにはアメリカーノを選びました。ドリンクセットとしては割高になってしまいますが、あのエスプレッソマシンで淹れたものですし、濃厚なガトーショコラにはカプチーノよりも合うだろうと期待しています。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのガトーショコラとアメリカーノ
ガトーショコラには生乳100%の生クリームとラズベリーが添えられています。

まずはアメリカーノ、ブラジルとエチオピアのブレンドとのこと。キリッとした苦味がありますが、それだけではありません。アクセントとして感じる酸味はエチオピアのものでしょう。その酸味もハンドドリップしたエチオピアとは違う風味になっています。

これ、期待通りガトーショコラと合います。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのガトーショコラ
ガトーショコラにラズベリーを合わせるのは意外ですが、これが絶妙なんです。

ガトーショコラ自体は、しつこ過ぎず、軽過ぎもしない、ちょうどいい濃厚さ。それだけでも十分楽しめるのですが、コクのある純生クリームと酸味のあるラズベリーと合わせると、これが絶品。支配的な甘味とアクセントとしての酸味の組み合わせがいいですね。

このお食事とデザート、そしてコーヒーとの組み合わせも堪能しました。

鶴舞公園内で見つけた彼岸花
Tripot cafeさんとは直接関係ありませんが、これはランチの後に鶴舞公園内を散策して見つけた彼岸花と、タイミングよくとまったアゲハチョウ。こんな楽しみも公園内のカフェならでは。

最後に、前述のように執筆順が変わりますが、ディナーを紹介します。

ディナーにも来てみた

15:00から17:00までのカフェタイムを挟み、17:00から閉店の21:00まではカフェディナータイムです。

この日鶴舞公園を訪れたのは、園内の普選記念壇で日中に行われた音楽イベント、でらアコFesに参加するため。本家ブログ「HiroのCafeめぐり」で最近紹介したシンガーソングライター、ヒサ絵さんも出演していました。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiの窓から見た雨のテラス
音楽イベントの後半は雨が降ったりやんだりしていましたが、ディナー時には随分降っていました。

余談ですが前回のでらアコFesの時は、以前紹介したnunc nusqさんを訪れました。散策も食事も音楽も楽しめるのが鶴舞公園のいいところ。今回のでらアコには、以前「huu @ 揚輝荘マルシェ」で紹介した「huu わたしのわがし」さんもキッチンカーで参加していました。

あいにくの雨でしたが、お陰で静かな「おひとり様ディナー」を楽しみました。もちろんデザート付きで。

自家燻製ベーコンのカルボナーラ

Tripot cafeさんは人気のカフェでいつも賑わっている印象がありますが、この日のディナーはちょっと雰囲気が違いました。お店の方には不本意かもしれませんが、これはこれでいいものです。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのディナータイム
ディナータイムは随分落ち着いた雰囲気になります。まだこの時点ではテーブルの上には何も置かれていません。

まずはカルボナーラ。テーブルに運ばれた時点で、チーズがフワッと香ります。あまり宣伝はしていませんが、チーズも良いものを使っているとお見受けしました。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiの自家燻製ベーコンカルボナーラ
半熟の卵にフワッとかけられたチーズはブランチでも見たことがありますが、こちらは粗挽きの黒コショウがビジュアル的にもアクセントになっています。

パスタをフォークでくずすと、チーズに続いてキノコの香りが漂ってきました。キノコは味よし、香り良し、だしにもなる。口に含むと、カルボナーラ特有のまったりした味わいに、黒コショウがキリッとした風味を加えます。さらに半熟の黄身を崩すと味変になって、もぉ。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiの自家燻製ベーコンカルボナーラ
特筆すべきは、メニュー名にも冠する自家燻製ベーコン

そして、燻製してソテーしたベーコン。ランチメニューのワッフルプレートにも使われるものです。これが味よし、香り良し、肉感のある歯応えも丁度いいところ。聞けば、勇さんが育てた「いさむポーク」を使っているとのこと。県内産のブランドポークですね。流石です。

お次は、デザート。

Brulee pudding – ブリュレプリン

カルボナーラを食べ終わった頃、テーブルにはオイルランプが灯され、やがてカフェラテも運ばれてきました。いい雰囲気です。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiでディナータイムに灯されたオイルランプ
LEDじゃない、本物の灯には温もりがあります。背景でポワーっと灯っているのもオイルランプです。

そして、ブリュレプリン。ぷるふわプリンの上でカリッとキャラメリゼされた表面をフォークの先でエイッと割り、切り分けて口に運びます。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのブリュレプリンとカプチーノ
プリンの上にはキャラメルソースが定番ですが、それがブリュレになっちゃうんですから。

変わり種の映えるプリンが多く出回る中、これは意外性がありつつ、甘さ控えめで味は良い意味で素朴。それでいてもちろん、プリン本来の味を楽しめる味わい。ブリュレのほろ苦さも加わった、オトナが楽しめるスイーツです。

Tripot cafe the PARK Tsurumaiのブリュレプリン
後ろに控えているのはミルクジェラート。

特に意識していたわけではないのですが、このブリュレプリンはオイルランプに照らされたディナーテーブルに合うビジュアルですね。もちろん、昼に食べても美味しいプリンです。

Tripot cafe the PARK Tsurumai、ディナータイムの店内

今回はお食事と、それに合わせたデザートを紹介しましたが、カフェタイムでいただけるスイーツもなかなかなものです。季節限定のスイーツもあるので、また別の機会に紹介します。

Sweets写真館

と言うことで、季節限定のスイーツや、ここでは紹介できなかった定番のスイーツなどを「Sweets写真館」で紹介しています。

HALLOWEEN WAFFLE

ハロウィン期間中だけの特別メニュー。この時だけはスイーツもおどろおどろしくても良い。もちろんTripot Cafeさんですから映えるだけじゃなく、クオリティも良し。

HALLOWEEN WAFFLE by Tripot Cafe the PARK TSURUMAI

バスクチーズケーキ

しっとり濃厚食感に、甘さ控えめが良き。生クリームやオレンジソースで味変しながら食べるのが好き。でも焦げ目がついた側面は、敢えてそのままの味を楽しむのが好き。

バスクチーズケーキ @ Tripot Cafe the PARK Tsurumai

ストロベリーチョコレートワッフル

テーブルに運ばれるとフワッと小麦の香り。切り分けて生クリームを載せたり、アイスクリームを載せたり。チョコはワッフルの上ではトロっと溶け、アイスの下ではパリッと。

ストロベリーチョコレートワッフル @ Tripot Cafe the PARK Tsurumai

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