いいお店ないかな、とぶらぶら歩いていたらガラス越しに大きな焙煎器を見つけてしまいました。WORKBENCH COFFEE ROASTERSさん。コーヒー好きの心をくすぐられて階段を上がり2階のドアを開けると、そこは癒しの空間でした。
豊田市駅近くで見つけた焙煎器
この日はイベントに参加するため、2年半ぶりに豊田市駅に降り立ちました。前回は通過しただけで、偶然見つけたSOYOGO COFFEEさんがデパートに出店したブースでコーヒー豆を買っただけでした。でも今回は時間があったので、いつものクセでカフェを探しにぶらぶら歩いてみたら、見つけてしまいました、大きな焙煎器を。

歩道に面したその部屋は明かりも点いていませんでしたが、2階のカフェは営業中のようです。自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店ですね。迷うことなく2階へ上がる階段を上りました。

階段を上った右側には、ロゴが描いてあるだけの事務所の入口のようなドアがあります。お店の事務所じゃないよね、と思いながら恐るおそる開けたその扉の向こうに見えたのは予想外の空間でした。
コーヒー好き、植物好きが癒される空間
まず目に入るのは、大きなテーブルの真ん中に並べられた、どこかエキゾチックな植物たち。大きな窓からは陽が差し込み、のびのびと育っているように見えます。

私が入店したタイミングではバリスタさんが一人で先客の料理を用意していました。少しお待ちください、とのことですが、こんな場所なら待つのもむしろ楽しみですね。植物を眺めながら写真も撮りつつ、しばらくのんびり過ごしました。

いよいよ注文です。ちょうどお昼時でしたので、ランチメニューのサンドイッチを注文することにしました。コーヒーは浅煎りがメインですが、サンドイッチには中深煎りの方が合うかな、と思い選んだのはブルンジ。
カウンターに目を移すと、見慣れないドリッパーがあります。

聞けば、これは「フラワードリッパー」だそうです。確かに、リブを真上から見るとお花のように見えます。コーヒー好き同士が話すと、ドリッパーの話でも盛り上がってしまうんです。

まずチキンサンドイッチを用意していただき、続いてコーヒーです。自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店ですから、当然注文を聞いてから1杯分の豆を挽いて、丁寧にハンドドリップします。フラワードリッパーで。

中深煎りのブルンジ、そのお味は、品の良い苦味とクセのない酸味のバランスがいいですね。全体的にスッキリまとまった風味に仕上がって、中深煎りの良さが出ています。後で分かったことですが、実際にそんな味を目指したとのこと。バリスタさんの気持ちが味を通して伝わるって、いいですね。
続いて、チキンサンドイッチ。

ブラウンブレッドの風味とチキンの肉感が良き。粒マスタードのビジュアル的なインパクトが大きいですが、辛味よりも香りが特徴的で、いいアクセントになっています。

お店に滞在中はお客さんがちょくちょく入って来ましたが、くつろいで植物の写真を撮ったり、窓の外を眺めながらテイクアウトのドリンクを待ったり、様々でした。でも洒落た内装も、料理も、そしてコーヒーも、こんなに楽しめますから。できればゆっくりしたいですね。

豊田に来る機会はなかなかないのですが、次に訪れることがあればまた来店したいです。その時はスイーツもいただこうかな。
基本情報
愛知県豊田市西町1-121-1
11:00~22:00 (金・土)
9:00~17:00 (日・月・火・木)
水曜定休
最新情報はお店のウェブサイトでご確認ください

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