まだ名古屋の新名所として名高い中日ビルで、モダンな雰囲気で日本のお茶をいただくカフェに行ってきました。日本茶専門店、YATAGARASUさん。今時らしい抹茶スイーツを前面に出しながら、伝統的な日本の良さも味わえます。
中日ビルに行ってきた
生まれ変わった中日ビルが全面開業したのは24年4月。当初のような長蛇の列はほとんど見られなくなりましたが、まだまだ新鮮さがあり、行くのが楽しみになる場所です。

なんて言いながら地下のお店はほとんど知らなかったので、行ってみました。そこで見つけたYATAGARASUさんの店頭看板には魅力的な抹茶スイーツが並び、中には「本気のバスチー」や、名古屋らしい「でら抹茶プリン」なんてのもあります。
でも日本茶専門カフェですよ。念のため聞いたらありました、お抹茶の和菓子のセットが。

選んだのは「上品な苦み」のあさひ。添えられる和菓子は時期により変わり、この日は最中でした。会計を済ませ、手渡された番号が書かれた札を持って席に着きます。

抹茶と和菓子のセット
壁に貼られたポスターを見て、SOCIAL CASTLE MARKETには馴染みの店が出るけどYATAGARASUさんも出るのかな、なんて考えていたら、お盆に載せられた抹茶と和菓子が運ばれてきました。

まず口の中を甘くする最中をいただきます。少し硬めに炊かれたあんこは、味のクオリティ高し。これなら桂場判事も納得するでしょう(注:NHKの朝ドラ「虎に翼」の登場人物です)。少し塩味が効いて、文字通りいい塩梅です。

甘くなった口で、お抹茶をいただきます。テイスティングノート(?)にある通り、上品な苦み。嫌味がない、スッキリした味。苦味がなく淡い味わいのお抹茶もすきですが、上品な苦みも好きです。
あんこと、広い意味でのお茶は、共進化してきたと言っても過言ではないでしょう。

抹茶に抵抗感がある人もいるかもしれませんが、ここYATAGARASUさんはお抹茶を少し甘くしたり、アイスにしたり、いろんな楽しみ方ができるようになっています。茶道は恐れ多くても、気軽に抹茶を楽しんでみたい人は、これを入り口にしてみてもいいでしょう。そこから抹茶の世界が広がりますよ。

もちろん和スイーツも好きな私ですから、次に来るときは違うメニューを楽しんでみようかな。
かぼちゃプリンと和紅茶
と言うことで、日を改めて早速来てしまいました。この日選んだのは、店頭のメニューポスターを見て気になっていたかぼちゃプリン。
しばらく悩んで選んだお伴は、和紅茶。「お茶」には蒸すけど発酵させない日本の緑茶、発酵させる烏龍茶のような中国茶と、少し発酵させる紅茶があります。和紅茶は、日本の茶葉を紅茶のように少し発酵させたものです。

プリンは、しっとり硬めに焼き上げられて、しっかりかぼちゃの風味。その風味も印象的だけど、ちゃんと卵の味もするし、カラメルのほろ苦さはオトナのスイーツ。
子供の頃は、プリンは甘いから好きだったけど、大人になってから求めるのは控え目な甘さとほろ苦さを備えた、こんなスイーツ。

続いて和紅茶。色も味の印象も紅茶だけど、それはアールグレイでもダージリンでもない。独特な風味は、和。何だか分からないって? 味わってくださいな!

随分違う組み合わせを楽しんでみましたが、どちらもそれぞれ良いですね。
お茶もスイーツも、みんなちがって、みんないい。
これからもこんな、多様性を感じられるカフェを紹介していきたいです。
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